高等部ブログ
HOME > 岐阜の「2番手高校」は?合格率で見ると順位が入れ替わる話
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2026/07/13
LEAD_LEARNING ジャーナルこんにちは、リード予備校の佳山です。
先日、LEAD_LEARNING ジャーナルで新しい記事が公開されました。テーマは「岐阜県の2番手高校は?」——岐阜高校・岐阜北高校・大垣北高校・多治見北高校の4校を、大学合格「率」で並べ直した記事です。
この話題、面談でも本当によく出てくるんですよね。中3の生徒からも、保護者様からも。「岐阜が1番なのはわかる。じゃあ2番目はどこ?」って。
私も長く現場で聞かれてきたので、なんとなく“正解”がある気がしていました。でも今回、直近3年分のデータを高1在籍数で割った「合格率」で整理してみたら、面白いことがはっきり見えてきまして。
2番手は、指標で入れ替わる
3年平均で並べると、こうなります。
難関9校(旧帝大+一橋・東京科学)合格率
1位 岐阜 21.1% / 2位 多治見北 15.0% / 3位 岐阜北 11.5% / 4位 大垣北 10.1%
国公立大学合格率
1位 岐阜北 64.1% / 2位 多治見北 63.5% / 3位 大垣北 55.7% / 4位 岐阜 53.8%
名古屋大学合格率
1位 多治見北 8.6% / 2位 岐阜 8.3% / 3位 岐阜北 7.6% / 4位 大垣北 7.2%
見る指標を変えると、順位ごと入れ替わる。矛盾しているようで、実はそうではなくて、「何をもって合格実績と呼ぶか」が違うだけなんですよね。
実際に率を出してみると、国公立合格率で岐阜高校が4位に来ていました。「岐阜がダントツ」というイメージだけで話をしていると、見落としがちなポイントです。岐阜高校は難関9校の“厚み”に人が寄っている、と読むのが自然かなと。
「一つの答え」を決めなくても、大丈夫
「岐阜県の2番手はどこ?」——この問いには、指標によって異なる、というのが今回の記事の結論です。
見たい進路に合わせて、モノサシを選べば十分。中3のみなさん・在校生・保護者の方、それぞれの立場で使える内容になっています。ぜひ一度、目を通してみてください。
2026/06/20
LEAD_LEARNING ジャーナルこんにちは、リード予備校の佳山です。
高校1年生の保護者の皆様、生徒の皆さんへ向けにLLジャーナルの記事を作成しました。高校に入ってから数学で点数が取れなくなってきたと思っている方は是非ご一読ください。
「中学のときは数学が得意だったのに、高校に入ってから点数が取れなくなった」——6月の定期考査を終えて、こうした声を多くいただいています。
これは、サボっているわけでも、急に苦手になったわけでもありません。
高校数学の問題量は、中学数学の約5〜6倍あります。
共通テストの数学(ⅠA+ⅡBC)に使われる語彙数を実際に数えると、約7,500語。岐阜県の公立高校入試の数学が約1,300語ですので、単純な読む量だけで約5.7倍になります。しかも試験時間は2.8倍にしか増えていないため、1分あたりに処理しなければならない情報量も、中学の約2倍になっています。
さらに、岐阜・愛知の進学校は全国的に見ても数学の授業進度が速いことが知られています。入学直後から授業のスピードに追いつくことが求められるため、中学までの感覚のまま定期考査に臨むと、「こんなはずじゃなかった」という結果になりやすいのです。
この量の差を知っていれば、対処できます。
高校数学で点数をとるために大切なのは、試験前に詰め込もうとするのではなく、普段から数学の演習を続けることです。試験前に中学の2〜3倍の量をこなすことは物理的に不可能ですが、日頃の演習習慣があれば、確実に積み上げられます。
そして、この夏休みはその習慣をつくる最大のチャンスです。
授業のプレッシャーが一時的に落ち着くこの時期に、高1で苦手になった単元を戻して固めたり、毎日少しずつ演習を積んだりすることで、2学期以降の伸びが大きく変わります。毎年、夏に動き始めた生徒ほど、秋以降に大きく成績を伸ばしています。
詳しくは、ブログ記事にまとめていますので、ぜひご一読ください。
『高校数学はなぜ急に難しい?中学の約5〜6倍の量を解説』
リードの夏期講習は、既習単元の復習から夏明けのテスト対策まで扱います。この夏、夏期講習の内容をしっかりこなすだけでも十分な学習効果を得られますが、この「夏数学を補強したいと思う方」や「今の状況から何を始めればよいか一緒に整理したい方」は、いつでもご相談ください。
2026/06/11
LEAD_LEARNING ジャーナルこんにちは、リード予備校の佳山です。
定期テストが返ってくる時期になると、生徒たちの表情が見事に二手に分かれます。点が取れて「ふぅ、終わった」とホッとしている子。思うように取れなくて、答案をそっとカバンの奥にしまう子。。
気持ちはどっちもよくわかります。でも、私が毎年見ていて思うのは、最終的に成績を伸ばして納得の大学に合格する生徒さんは、テスト後の取り組み方が一貫していることです。テストが良かった生徒さんも悪かった生徒さんも、テスト後の取り組みについて、この記事を読んで考えてみてください。
このことを、心理学や脳科学の研究をきちんと踏まえて解説した記事を、LEAD_LEARNING ジャーナルに書きました。今日はその中身を、ちょっとだけお裾分けします。
「テスト=点を測る道具」だと思っていませんか
テストって、てっきり「今の実力を測るもの」だと思いますよね。私も昔はそう思っていました。
ところが研究を読んでいくと、記憶から答えを思い出そうとすること自体が、教科書を読み直すよりずっと強力な勉強になるとわかってきます。心理学ではこれを「テスト効果」と呼びます。
ローディガーとカーピキ(2006年)の研究では、文章を「繰り返し読み直す」グループと「繰り返し思い出す練習をする」グループを比べたところ、1週間後には後者の正答率が約61%、読み直しただけのグループは約40%まで落ちていました。同じ時間をかけても、ここまで差がつくんです。。
テストを受けた直後のあなたは、まさにこの「思い出す練習」を全力でやり終えた状態。ここで答案を閉じてしまうのは、正直もったいないんですよね。
点が取れなくて落ち込んでいる人へ
記事の中で私がいちばん伝えたかったのは、ここです。
「絶対これだ」と自信を持って書いたのに間違っていた——そういう問題ほど、悔しくて記憶に残りますよね。実はこれ、科学的にも理にかなっていて、自信があったのに間違えた問題のほうが、正解を確認したあとに正しく覚え直されやすいことがわかっています(バターフィールド&メトカーフ, 2001年)。「ハイパーコレクション効果」と呼ばれるものです。
「えっ、違うの!?」という驚きが、注意をぐっと引きつけてくれる。だから、間違えてショックを受けた直後に正解を確認するのが、いちばん記憶に残るんです。
毎年見ていて、高3以降——勉強「量」では差がつかなくなる時期に伸びてくる生徒は、テストや模試のあとの行動が一貫しています。間違えたところを振り返って、「なぜ間違えたのか」を真剣に考えられる。間違いって、能力の限界じゃなくて「伸びしろの地図」なんですよ。ここを直せば点が上がる、と教えてくれているわけで。
そこそこ取れた人も、油断は禁物です
「まあまあ取れたから大丈夫」。実はこのタイプの子ほど復習を飛ばしがちで、伸びしろを取りこぼしていることがあります。
たとえば「なんとなく選んだら当たった」問題。こういうあいまいな正解は、次に同じ問題が出たときに落としやすいところです。当たった問題も「なぜ正解か」まで確認しておくと、それが本当の得点力になります。
もうひとつ面白いのが、復習のタイミング。すぐにやるより、少し時間を空けたほうが効果的な場合があるんです。記事では、フィードバックを「1週間後」に受けた学生のほうが、その後の応用問題で高い成績をとったという研究(マレットら, 2014年)も紹介しています。テストから数日経ってしまっても、遅くはないということですね。
高1・高2の今こそ「復習グセ」を
高3になると模試が一気に増えます。その模試を成績アップにつなげられるかどうかは、「テストを受けっぱなしにしない習慣」があるかどうかで大きく変わります。
そしてこの習慣、一朝一夕では身につきません。だからこそ、定期テストのある高1・高2の今が、復習グセをつける絶好のタイミングなんです。岐阜高校・岐阜北高校・大垣北高校といった地域トップ校の生徒さんでも、効率の良い復習ができている人は、実はそんなに多くないんですよ。
記事のほうには、明日からできる「テスト後の復習」の具体的な手順や、科目別のポイント、研究の出典までしっかり載せています。難しく考えなくて大丈夫。「間違い1問の解き直し」から始めれば、それで立派なテスト復習です💪
テストが終わった「今」は、勉強を終わらせるタイミングじゃなくて、いちばん効率よく伸びるゴールデンタイム。点数に一喜一憂したら、ひと呼吸おいて、ぜひ答案をもう一度開いてみてください。
▼くわしくはジャーナルの記事をどうぞ
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