高等部ブログ
落ちこぼれの天使たち
2024/04/09
こんにちは、リード予備校の佳山です。
リード予備校では、昨日から春期講習後の本科授業が開始されております。
新年度は、この映画を見て気持ちを新たに頑張ろうとしています。
『落ちこぼれの天使たち』1987年 アメリカ映画
教育にたずさわる者として信念の一つにすべきことは、「人は変われる」という信念だと思います。 現在では、双生児法などを用いて、人の学力に影響する要素のうち遺伝が何%で、それ以外の要素が何%かは研究でかなり明らかになりつつあります。学校の先生や塾・予備校の先生の中にも多くいるのですが、根底にある考えの中に、「人の学力は持って生まれた能力による」と言う考えがあると、生徒に対する言動が「勉強ができる・できないは能力に起因する」という印象を生徒に与えてしまいます。もちろん、能力に起因するところは大いにありますが、勉強をしていく子供たちが、失敗した時に「能力がないから」というマインドセットを持たせてしまうと、成績は伸びず、新しいことや・難しいことに挑戦する回数もかなり減ることがわかっています。
生徒たちに「能力」ではなく「努力」に起因するというマインドセットを与えられると、その生徒の潜在能力が開花する。
これが教育者の根底にあるべき考えだと思います。
この英語は、実話をもとにして作成されておりまして、ロサンゼルスで底辺レベルの高校「ガーフィールド高校」が舞台で、メキシコ系移民が多いスラム街の高校に赴任してきたハイメ・エスカランテ先生が落ちこぼれの生徒達に大学レベルの微積分法を教え、数学のAP(大学単位認定)テストですごい結果を出すというストーリーです。
数学のAPテストの受験者が全米で第4位となり、大学単位認定を受けられる高得点をあげるまでに至りました。
この映画を見ると、潜在能力を過小評価され、知能を開花させられずにいる生徒がいかに多いかということが分かります。
現在は、U-NEXTでしか配信されていないようですが、無料体験期間で視聴できます。興味がある方は是非ご覧ください。生徒よりも教育従事者が見るべきかなと思います。 昔の映画でストーリー展開がちょっとゆっくりな映画ですが。それでも印象・記憶に残る映画だと思います。
口では、人は能力では決まらないと思っていても、意識化で人は能力であるというマインドセットも持つ方はたくさんいます。そうならないように戒めとして、授業がスタートするこの時期に久々に見ました。
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新しいロードバイクを新調しました。 TREK Emonda SL6 Di2 カーボンフレイム
この前は朝6時に起床して午前中に60kmほど走ってきました。
ホイールをカーボンディープリムに変えたいところですが、先に三本ローラーを購入しまして、自宅で毎日トレーニングできる環境を整えました。 1日に30分ほど高負荷でトレーニングしたいと思います。
この前、知り合いと初めてツーリングに行きまして、そこで色々と感じることがありました。
今度、勉強に大いに関係するピア・プレッシャー(同調圧力)の記事について書きたいと思います☆