リード進学塾は幼・小・中・高一貫教育で
子どもたちの輝かしい未来を応援します。

電話でお問い合わせはこちら メールでお問い合わせはこちら
高等部ブログ

HOME > 高等部ブログ

高等部ブログ

2023/10/19

高1の生徒面談@関校

こんにちは。関校の数学の人です。

 

 

期末考査の後である10月前半,高1生の生徒面談を行っています。

 

これに関して,軽めの雑談を・・・

 

 

 

今しかないと思い,期末考査終了日に告知し,

 

お互いに準備をしてもらいながら,全員と話をしていますが,

 

 

やはり今話しておいてよかったと思っています。

 

(理想はもっともっと頻繁に,こういう機会を設けたいんですけど)

 

 

 

意外と熱く,あるいは恥ずかしがりつつ将来の夢を語ってくれたり,

 

現状に満足することなくストイックな姿勢が見れたり,

 

そして,勉強法・進路で悩んでいたり,迷っていたり。

 

 

満面の笑顔も,今にも泣き出しそうな表情の人もいます。

 

(厳しい圧をかけているわけではないです。そのはずです・・・)

 

保護者様を交えたプチ三者面談に発展する場合もありました。

 

 

 

 

このような書き方からもお分かりでしょうけど,

 

勉強で苦労している人は何人もいます。全員が順風満帆ではないのが正直な所。

 

というかどんな生徒であっても,それぞれの目線で大なり小なり悩みを抱えています。

 

 

ただし今回,私は

 

「次の後期中間考査に向けて,2点に絞って取り組もう」と話しています。

 

・数Ⅰの4STEPをこういう風に取り組む

・英文法,この問題をこれだけ解く

 

という感じ。

 

 

異論は大いに認めますよ。考え方は様々ですよね。

 

ただ,生徒に話すと,納得してもらってる感があります。

 

 

 

 

悩みや課題を全て挙げるなんてキリがないですし,全て平等に改善するなんて,難しい。

 

2点に絞って,具体的にポイントを掲げれば,

 

分かりやすく取り組めますし,目に見える成果も出やすいと思います。

 

 

 

小さくても成功体験を積めば,自信につながります。

 

「次はもっと」「今度はこちらを」と考えて行けます。

 

さらに言えば,こういうことの積み重ねで,受験勉強も進めて行けると思います。

 

 

 

 

また一段階,高1生の自習室利用が盛んになっていく予感。

 

これを機に,進研模試,中間考査に向けて,もう少しだけ頑張りましょう。

 

それが済むと,穏やかな年の瀬がようやく見えてきますよ。

2023/10/19

「job tag」をやってみた結果@忠節校

 

こんにちは。リード予備校の日比野です。

 

 

 

先日、ブログで取り上げた「job tag」。

 

 

そういえば私が実施したものをシェアしていなかったなと思い、

 

再度このテーマでポストです。

 

 

※「job tag」は厚生労働省が運営している職業情報提供サイトで、

 

様々な職業の内容や就労する方法、求められるスキルなどがまとまっています。

 

 

興味のある方はこちらからどうぞ。

 

https://shigoto.mhlw.go.jp/User

 

 

 

 

職業適性テスト(Gテスト)というものを実施してみました。

 

 

 

20分程度で言語能力や簡単な計算能力を試し、

 

自分の能力の特徴から職業を提案してくれるテストです。

 

 

 

テストを解き終わるとこんな感じで結果が出てきます。

 

 

 

 

赤い点が私の能力の特徴で、

 

他の色が職業グループを示しています。

 

 

 

これによると、私は

 

「マルチスキル」

 

「言語・相談」

 

を求められる職業グループに適性があるらしいです。

 

 

 

では「マルチスキル」に属する職業を具体的に見てみると、、、

 

(※自分に適性が高い順に職業が並びます)

 

 

 

「中学校教員」

 

「公認会計士」

 

「学芸員」

 

「小学校教員」

 

「学習塾教師」

 

「高等学校教員」

 

「特別支援学校教員」

 

「中小企業診断士」

 

(まだまだたくさん記載がありましたがここまでにします)

 

 

 

 

とりあえず私には塾の先生を続けてもよさそうです。

 

、、、なんというか安心しました笑笑

 

 

 

しかしながら、適性2位に「公認会計士」がランクインしているのが面白いですね。

 

なんでだろう。

 

 

 

 

ちなみに、「言語・相談」に属する職業はこんな感じです。

 

(※これも適性が高い順に並んでいます)

 

 

 

「新聞記者」

 

「図書編集者」

 

「家庭裁判所調査官」

 

「放送ディレクター」

 

「社会保険労務士」

 

「雑誌編集者」

 

「広報・PR担当」

 

「コピーライター」

 

(まだまだ続く)

 

 

 

たしかに文章を書くのは好き(ブログをポストするのも好きです)ですし、

 

ホームルームの資料を作成する仕事も面白いなあと思いながらやってます。

 

 

 

 

こうやって「あなたの適性はこれです!」と言われているのでバイアスがかかっている感もありますが、

 

結構肌感覚とあっているような気がします。

 

 

 

生徒のみなさんも勉強の合間の息抜きに「job tag」いかがでしょうか☆

 

 

 

 

リード予備校・河合塾マナビス忠節校 日比野仁哉

2023/10/18

岐阜高1の雰囲気@忠節校

こんばんは、リード予備校の佳山です。

 

 

忠節校舎の岐阜高1は、なかなかレベルが高く、

 

 

第1回進研模試で岐阜県1位・2位がいたり、めちゃくちゃ数学や物理ができる生徒がいます。

 

 

そんな優秀な生徒がいる岐阜高1のクラス雰囲気はとても良くて、みんな塾に勉強しにきて、いい意味でワイワイ勉強している感じです。

 

 

授業が終わってから、教室に残って、本日実施されためちゃくちゃ難しい物理の実力テストの平均点が何点になるか予想をしていました。

 

 

 

 

平均点を見事的中させた生徒は、晩御飯を1回分奢ってあげると言いますと、生徒のテンションは上がっていました。笑

 

 

 

平均点を予想するだけなので、物理できる・できないに関わらずチャンスがあります!

 

 

実力テストの結果楽しみにしていますね☆

 

 

 

2023/10/17

将来やりたいことを見つけるために@忠節校

 

こんにちは。リード予備校の日比野です。

 

 

 

忠節校では

 

低学年は集団授業により学校完全準拠のカリキュラム

 

受験学年は河合塾マナビス(映像授業)により大学受験用のカリキュラム

 

という2段階でカリキュラムを構成しています。

 

 

 

 

河合塾マナビスではただいま冬期無料講習を実施中でして、

 

ありがたいことにたくさんの申し込みをいただいています。

 

 

 

大学受験の成功は

 

「2年生のうちにどれだけライバルと差をつけられるか」

 

にあります。

 

 

 

出会った生徒が憧れの大学に合格できるよう、全力でサポートします☆

 

 

 

 

 

※※※※※

 

 

というわけでいきなりPRから始まりましたが、

 

先日初回面談をした生徒から

 

 

「名古屋大学の経済学部と法学部でどのように就職先が変わるんですか?」

 

 

と質問を受けました。

 

 

 

本当に恥ずかしいのですが、的を得た回答ができず

 

これじゃあかんと色々調べてみたところ、

 

こんなサイトを見つけました。

 

 

 

〇 「job tag」

 

 

https://shigoto.mhlw.go.jp/User

 

 

厚生労働省が管理している就労支援サイトでして、

 

各職業の業務内容や求められるスキル、就労する方法などがまとまっています。

 

 

さらに、簡単なテストを通じて自分に合った職業提案もしてくれます。

 

 

 

 

「将来何をしたいかわからない」という生徒のみなさんも、

 

「子どもにあった職業を見つけてあげたい」という保護者さまも

 

使いやすいサイトだと思います☆

 

 

 

※※※※※

 

 

 

もちろん、大学卒業後の進路について私でも話せることはたくさんあります。

 

 

ただいつも私の頭のなかにあるのは

 

 

「『私』という狭い枠組みで生徒の可能性を限定したくない」

 

 

という想いです。

 

 

 

なので、可能な限り「私の知識」を伝授するのではなく

 

生徒が「自分で調べる方法」を伝授するように心がけています。

 

 

 

まだ体験に来てくれたKくんにはこのサイトのことを伝えられていないので、

 

次回塾に来た際に教えてみようと思います!

 

 

 

 

※※※※※

 

 

 

 

河合塾マナビス忠節校の冬期特別無料講習ではただ講座を体験してもらうだけでなく、

 

私と出会ったからには少しでも大学についてや将来について考えられるような体験を実施しています。

 

 

(※もちろん勉強の仕方も思う存分、お伝えします!)

 

 

 

興味のある方はぜひ下のURLからお申し込みください☆

 

 

https://www.manavis.com/contact/tanki_kosyu.php

 

 

 

最後はPRでした笑笑

 

 

 

 

リード予備校・河合塾マナビス忠節校 日比野仁哉

2023/10/16

閉館時間は22:30ですが@忠節校

 

こんにちは。忠節校の日比野です。

 

 

リード予備校の閉館時間は22:30です。

 

(※日曜日や特定日はもう少し早く閉まります)

 

 

 

 

そんな忠節校では、ただいま22:40です。

 

 

 

 

 

(※手前にピントが合ってしまった、、、)

 

 

 

 

繰り返しますが、閉館時間は22:30です。

 

そしていまは22:40です。

 

 

 

まだまだ彼ら彼女らは帰る気配がありません。。。

 

 

 

 

夏休み明けくらいから徐々に居残り組が増え始め、

 

さらに居残る時間も徐々に伸び始めました。

 

 

 

そんな原因をつくったのが彼です。

 

 

 

 

 

 

 

当たり前のように閉館時間を過ぎても勉強に励んでいるのでむしろ清々しいです。

 

 

 

彼が居残りを始めてから、

 

その姿を見た他の生徒が居残りを始めました。

 

 

嬉しいやら自分も早く帰りたいやらで複雑です笑笑

 

 

 

ちなみに自分は居残り組に

 

「早く帰るよー」

 

など声をかけないようにしています。

 

 

 

 

人生に一回しかない大学受験なので

 

思う存分勉強してほしいと思い、声をかけずに見守っています。

 

 

 

それに自分自身も高校3年生のとき、

 

(※ちなみに私もリード生でした)

 

23:00くらいまで居残りをしていました。

 

 

 

現長良・大垣北校の瀬田先生に当時お世話になっており、

 

瀬田先生もこんな気持ちだったのかなあと考えています。

 

 

 

 

生徒に「思いっきり勉強しよう!」と伝えるのならば、

 

自分は生徒が思いっきり勉強できる場所を作ってあげたいと思っています。

 

 

 

 

あくまで常識の範囲内で、

 

自分の野心のためにルールを破ることも時には必要かもですね。

 

(※あくまで常識の範囲内で。大事なことなので2回言いました。

 

他の生徒に迷惑がかかるルール破りは粛々と対処します。)

 

 

 

 

注意:忠節校で、しかも私がいるときにしか居残りは認めていません!

 

原則として閉館時間は守るように!

 

 

 

 

リード予備校・河合塾マナビス忠節校 日比野仁哉

2023/10/04

『検証・学歴の効用』@リード図書館

こんばんは、リード予備校の佳山です。

 

 

気温も下がってきまして、読書の秋になってきましたね☆ 最近は、私も読書量がかなり増えております。

 

 

さて、なかなか良い本を見つけまして

 

 

 

 

『検証・学歴の効用』 著者:濱中淳子  出版社:勁草書房

 

 

学歴(ここでいう学歴は、高卒、大卒、院卒の学歴で、有名大学出身の学校歴ではありません)の効用を、統計を用いて考察しています。 生徒が読んでモチベーションが上がる本ではないので、この本の内容は、次の年のキャリア教育で紹介したいと思います。

 

 

学歴の効用は存在します。 そして、その効用を最大限に活かすために大学でどのように学べばいいのかも示唆されています。

 

 

著者さんは「今の社会では、学歴の効用の実態と社会の認識とのあいだにある大きなズレにと惑わされてきた。」と述べています。なぜ学歴不信社会の一面が出てくるのか?個人の心理的感情で効用が認められていないのか? 単に学歴の効用を述べるだけでなく、先ほどの疑問も考察しています。

 

 

いい本に出会えました☆ この本に出会ったのは、何かの本の引用元で書かれていて興味をもってAmazonで欲しいものリストに入れていました。 このブログを書きながら、その本が何の本だったのか思い出せません。。 すごく気になる・・・・

 

 

2023/10/02

大垣北高1数学 ハイレベルクラス 平均+20.7点@大垣駅前…

こんにちは、リード予備校の佳山です。

 

 

大垣北高校1年生の数学クラスは、レベル別で2クラスに分けています。上のクラスがハイレベルクラスでして

 

 

この前期期末試験の数学Ⅰ(私が担当しているのが数学Ⅰ)の点数を集計しました

 

 

数学Ⅰ 学年平均点が65.5点に対しまして

 

 

リード大垣北高1ハイレベルクラスの平均点は

 

 

86.2点

 

 

校内平均点+20.7点

 

 

ちなみに、ハイレベルクラスとスタンダードクラスは人数的に半分ずつに分けておりますので、ハイレベルクラスが極端に人数が少ないということはありません!!

 

 

なんかみんなめっちゃ点数いいやんって思っていまして集計したら、20点超えはなかなかだなと思いました。

 

 

数学Ⅰは二次関数・二次不等式が試験範囲でした。ここを出来るようになると、次の進研模試も点数取れますので、生徒には必ずこの単元で点数を取る必要があることを何回も説明はしました。 生徒がそれを理解してかなり勉強してくれたんだと思います☆

 

 

スタンダードクラスは本日結果を回収するので、こちらのクラスの平均点も楽しみです☆

 

 

2023/10/02

リード図書館
幸福度が上がるかもしれない本のご紹介@リード図書館

こんにちは、リード予備校の佳山です。

 

 

幸福度が上がるかもしれない本の紹介です☆

 

 

タイトル:『人はなぜ物を欲しがるのか〜私たちを支配する「所有」という概念』

 

著者:ブルース・フッド

 

 

 

冒頭部からの引用です

 

 

本書は、所有をめぐる心のはたらきがいかにしてヒトという種を形作ってきたか、さらにはそれが今日の私たちをどのように支配し続けているかを探った、初めての本である。「所有する」というあまりにも身近な言葉を、私たちはふだんほとんど意識せずに口にしている。だが所有は、じつは人間の頭のあるなかでも一、二を争うほど強力な概念だ。何をするか、どこに行くか、自己や他者をどのように言い表すか、だれを助け誰を罰するかといった人間の行動に、所有の概念は深く織り込まれている

 

 

著者は、イギリスの名門大学、ブリストル大学の心理学部の教授です。発達心理、特に認知発達に関する研究をされているようです。いわゆるミニマリスト系の本ではなく、科学研究の知見をふんだんに使って「所有」の概念を説明しています。

 

 

内容は難しいものではなく、分かりやすい上に、訳者さんの腕がいいのかかなり読みやすい本です。

 

 

心理学に興味がある生徒におすすめです☆

 

 

あと少しで読み終わるところですが、「所有」の概念が変わる予感はします。 ヒトの頭の中で強力な概念となっている「所有」への理解ができると、消費行動はもちろん、これからの人生を生きていくうえで相対的な幸福度も上がるんではないかと思っています。

 

 

是非、読んでみてください⭐️

 

 

2023/09/29

大垣北高校 定期考査結果@大垣駅前校

こんばんは、リード予備校の佳山です。

 

 

大垣北高校は、前期期末試験が終了しまして、結果が返ってきています。

 

 

高1の数学の平均点は65.5点  問題の難易度は普通です。

 

 

高校1年生で比較的自習室をよく使っている女子生徒は

 

 

 

 

見事100点でした☆

 

 

彼女の解答もコピーをしてじっくり見ましたが、とても丁寧に記述できていまして、すごく努力して勉強したことが分かります。

 

 

次は、1ヶ月後に進研模試がありますので、リードオリジナルの対策冊子をやってすごい成績を取ってくれそうな予感がします!

 

2023/09/27

リード通信Vol.15 バックナンバー

こんにちは。

水曜日は長良校舎にいる高橋です。

 

前期期末は岐山高校は昨日で終了。長良高校は明日までですが最終日は英語の試験がないそうで、やや手持無沙汰な状態です。

 

、、、夏の間ず~っとこちらにアップできなかったリード通信のバックナンバーですが、2カ月ぶりに1つアップしておきます。(これからもう少しアップする頻度を上げていこうと思います。)

 

今回のものは2023年1月号です。情報は掲載当時のものになりますので、ご注意下さい。

 

※※※※※

 

忠節校限定! リード通信Vol. 15 (2023年1月号)

 

1、今月の予定(省略)

 

2、今月のお話

 

推薦入試の志望理由書作成の指導をしていると、世の中で現在起きている最先端の技術革新について学べることが多くあります。今回は今年の推薦入試で合格したある生徒の志望理由書の内容からのお話です。

 

 

日本人の死因の約3分の1を占めるのが皆さんもご存じのがんです。がんが厄介なのは、一度治癒しても再発・転移を引き起こしてしまうことです。この「再発・転移」こそががん治療における最大の壁であり、多くの患者を苦しめています。

 

 

ではなぜがんは再発・転移をするのか。これまでの度重なる研究の結果、がん幹細胞の存在が明らかになりました。

 

 

がん幹細胞というのは言わばがん細胞の親分ですが、それ自体は人体に悪さはしません。しかし、それが細胞分裂すると一方は再度がん幹細胞になり、もう一方はがん細胞になります。そして後者は急激に細胞分裂を繰り返し増殖しながら正常な細胞から栄養分を奪い、体を衰弱させます。

 

 

細胞は分裂するときに防御が弱まります。抗がん剤や放射線治療ががん細胞をやっつけることができるのは、がん細胞が分裂する隙を狙って攻撃をするからです。しかしがん幹細胞は細胞分裂の速度が非常に遅く、ほとんど休眠状態なため、従来の治療法ではびくともしません。

 

 

つまり、がん治療でがん細胞は退治できてもがん幹細胞が生き残ってしまうため、がんの再発が起こるわけです。

 

 

逆に言うと、がん幹細胞を退治できるがん治療薬が開発されれば、がんの再発を防ぐことができるようになります。

 

 

がん幹細胞を標的とした薬の開発研究は日本でも多くの大学が手掛けています。その中の1つが我々の地元にある岐阜薬科大学です。岐阜薬科大学の薬理学研究室は2022年1月に「がん幹細胞の機能を制御するスイッチ」を世界で初めて発見しており、本当の意味でのがんの根治が可能になるのはもしかするとそう遠くない未来なのかもしれません。

 

 

、、、ちなみに、忠節校舎スタッフのTさんは現役の岐阜薬科の学生ですが、彼女は別の研究室で「プラズマを使用したがん治療」について研究しているそうです。(なぜプラズマががん治療に役立つのかは文系人間の私にはさっぱり分かりません(笑)。)興味がある方はぜひ彼女に聞いてみて下さい。

高橋

 

 

※※※※※

 

3、田辺の一冊 田辺の独断と偏見で本を紹介します。

 

髙樹のぶ子『小説伊勢物語 業平』

伊勢物語を現代語訳ではなく、小説化することで表現しようとした作品です。

 

 

伊勢物語は歌物語というジャンルに分類されています。これは歌の詞書(どんな状況でその歌が詠まれたかを簡単に説明する文)だったものが発達して、物語化したものです。そのため心情などがあまり細かく書かれておらず、歌が詠まれた状況や出来事を淡々と説明するような文章になっています。

 

 

その簡潔な文と歌が、かえって表現されていない心情を想像させ、なんともいえないもの悲しさのようなものを感じさせます。

 

 

これは他の古典を読んでいてもなかなかない感覚で、伊勢物語が長く読み継がれてきたわけだと思っています。

(伊勢物語はそれほど長くなく、比較的読みやすいので、読んでみることをおすすめします。)

 

 

これを現代の言葉で表現することはできるのか。ただ現代語訳するだけではだめでしょう。

 

 

小説化するというのもなかなか難しそうで、下手をすると伊勢物語の皮をかぶっただけのつまらない恋愛小説になってしまうでしょう。

 

 

作者の想像力と技術とにかかっているわけですが、この小説は原文では書かれていない部分がうまく想像し描かれていて、独特な文体が古典の世界、業平の生き方を表現することに見事に成功しているように見えます。

 

有名な東下りの場面。

 

名にしおはばいざ言とはむみやこ鳥

わが思ふ人はありやなしやと

 

その名前に都という名を背負っているのなら、都のことはよく知っているはず。ならば問いたい。私が思いを寄せている人は、健やかであろうか、それともそうではないのか。

 

ああ、案じられることよ。

 

 

この思いは、業平のみならず、みな同じでありました。業平は、一同の都への心持ちを合わせて、歌にしたのです。

 

 

書き付けたものを、憲明が声にて詠いあげます。

 

川風は流れと同じく、上より下へと来て、さらに海の方へと行きて戻りません。

 

風の流れも、元には返らず、この舟に乗る皆もまた、都へは戻れぬと思えば、それぞれに袖を顔に当て、涙を拭うのでした。

 

都鳥ばかりが、賑やかに鳴き交い、白い羽根も赤い嘴や脚が一同の顔近くに寄り、涙に濡れた顔を覗き見ております。

 

これ自体よい作品ですし、古文の勉強にもなるのでぜひ読んでみてください。

 

 

同じ作家では、二人の女子高生の友情と別れを描いた『光抱く友よ』という短編小説も好きな作品です。

 

 

※※※※※

 

4、おまけ(高橋の世界各国つれづれ訪問記)

 

高橋が過去に訪れた国を紹介するコーナーです。読んでも特に何の役にも立たないので読みたい人だけどうぞ(笑)。第15回はグアテマラです!

 

首都:グアテマラシティ(中央アメリカの最大都市。人口約200万人)

面積:約109,000平方キロ(日本の約3分の1)

人口:約1,685万人

一言メモ:グアテマラの国鳥であるケツァールという鳥は、手塚治虫の漫画「火の鳥」のモデルになっています。

 

 

スペイン植民地時代の都であったアンティグアという町は、当時の建築物が残っていて世界遺産にもなっている町です。この町には「ペンション田代」という有名な日本人宿があり、ラテンアメリカを旅する日本人バックパッカーが集まってきます。

 

 

日本人宿にはたいてい多くの本が置いてあって、宿泊者は自由に読めるようになっているのですが、ペンション田代にも面白そうな本がたくさん置いてあり、しかも面白そうな本ほど長編だったりします。(「竜馬がゆく」なんて読み始めたら最低でも3泊はしないといけなくなります(笑)。)

 

 

オーナー田代さんによる「宿泊者を長期滞在させるための策略」にマンマとはまった私は自転車そっちのけで来る日も来る日も読書に励むことに、、、。

 

 

また、同室になった旅行者達も面白い人たちで、整体師を目指している料理が神レベルのイケメンK君、いつも酒ばかり飲んでいる元エンジニアのY君、そんなY君にいじられてばかりいる早稲田大学休学中のO君(彼も自転車)、それに定職には一度も就いたことがない金持ちトレーダーのN君(彼はバイク)とは意気投合し、毎晩夕飯をシェアしてからの宴会をしていました。

 

 

そんなこんなで、ペンション田代にはなんと22連泊。まさに「沈没」でした。(「沈没」とは、旅をしているはずなのに一か所にずっと滞留してしまうことを表すバックパッカー用語です。)。

 

 

「同志たち」は皆南アメリカを目指していたので、その後あちこちで再会を繰り返し、そして日本帰国後も交流が続いています。(K君、N君は南米旅行中に奥さんになる人をゲットし、私もその結婚式に行ったりしました。)

 

 

、、、ペンション田代に22連泊した後、さすがにこのままではまずいと思い(笑)、訪れたのがグアテマラ北部にあるアティトラン湖です。アティトラン湖は現地では「世界一美しい湖」と呼ばれている湖です。

 

 

湖畔の宿で韓国人の女性と出会いました。彼女は現地で英語を教えるボランティアを始めるところだったのですが、住む場所が見つかるまでその宿に滞在していたのでした。

 

 

湖畔に砂を掘ると温泉が湧き出るところがあったのですが、そこで足湯をしながら将来について話をしたり、夕日に染まる中、お互いの国の歌を披露し合ったりする内に恋に落ちてしまったり(笑)、ということもありました。

 

 

訪れた場所の記憶は時と共に薄れていきますが、出会った人とのつながりは一生続く宝物になる可能性があります。これこそが旅の一番の魅力なのだと思います。

 

Page 20 of 109前へ192021次へ
さらに

詳しく知りたい方はコチラから!

ロゴ

リード進学塾/予備校について

リード進学塾・予備校について
資料請求について 体験授業について お問い合わせについて

LIID CONTENT

  • 入塾の流れ
  • 幼・小学部について
  • 中学部について
  • 高等部について
  • スクールマネージャー
  • すらら
  • スクールタクト
  • 欠席授業動画
  • 数学解説動画
  • LETS
  • OCEAN
  • OLECO
  • オックスフォードリーディングクラブ
  • TERRACE
  • aschool
  • パズル道場
  • キュレオ
  • サイエンスプラス
  • プログラミングプラス
  • 河合塾マナビス
  • 映像授業
  • リード式キャリア教育プログラム
  • 入塾の流れ
  • 幼・小学部について
  • 中学部について
  • 高等部について
  • スクールマネージャー
  • すらら
  • スクールタクト
  • 欠席授業動画
  • 数学解説動画
  • LETS
  • OCEAN
  • OLECO
  • オックスフォード
  • TERRACE
  • aschool
  • パズル道場
  • キュレオ
  • サイエンスプラス
  • プログラミングプラス
  • 河合塾マナビス
  • 映像授業
  • リード式キャリア教育プログラム
  • 求人情報
  • 企業情報
  • サイトポリシー
  • 郵便物について
  • FCGIFU