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高等部ブログ
2025/10/18
こんにちは!
リード予備校 関校舎で数学を担当している中原です。
◆ 修学旅行、楽しんできてね!
関高校2年生のみなさん、いよいよ修学旅行ですね!
一生に一度の大切な思い出。日々の勉強のことはいったん忘れて、友達とたくさん笑って、たくさん写真を撮って、心に残る時間を過ごしてください!
戻ってきたら、また一緒に勉強頑張りましょう!
◆ 集団授業が一区切り、そして受験勉強へ
先日、2年生の集団授業が終了しました。
それぞれが受験に向けて、自分の目標に向かって動き出しています。
私自身も授業が終わったあとは、ちょっと燃え尽き症候群のような気分に…。
でも、今は「全員を合格に導くぞ!」という新たな目標に燃えて、日々奮闘しています!
◆ アドバイスタイムでの一場面
河合塾マナビスの学習では、授業後に「アドバイスタイム」という振り返りの時間があります。
最近のやり取りを一つ紹介しますね。
A君の数学の場面:
中原:「A君、問題番号3-2を白紙に書いて、今から説明してみて」
A君が書き始めて、途中で止まり…
A君:「ここまでは完璧なんですが、ここから先がちょっと思い出せません…」
中原:「そこが一番大事でしょ!習得しようとする気合が甘い!」
中原:「もう一度説明するから、これが最後だと思って聞きなさい!」
説明のあと──
A君:「分かりました!でも、こんな難しい問題、覚えないとダメですか?」
中原:「理系の君は覚えないとダメです!帰る前にもう一度確認しなさい!」
ちょっと厳しく感じたかもしれませんが、生徒たちが授業後の疲れた中でも、自ら質問しに来てくれる姿を見ると、こちらも本気で応えたくなるんです。
「一つでも多くのことを身につけてほしい」
そんな思いから、つい熱が入ってしまいます。
厳しい言葉もあるかもしれませんが、それは全力で君たちを応援している証です!
◆ 自習室も大盛況!

最近の関校舎の自習室は、ほぼ満席のことが多いです!
たくさんの生徒が日々勉強に来てくれて、本当に嬉しく思っています。
勉強の場に自分の身を置くこと、これだけでも大きな一歩です。
◆ 最後に
修学旅行、思いっきり楽しんできてください!
そして、帰ってきたらまた一緒に、受験に向けて頑張っていきましょう。
日頃支えてくれているご家族にも、感謝の気持ちを伝えるお土産を忘れずに!
リード予備校関校舎
数学担当 中原
2025/10/18
リード予備校加納校リード予備校加納校舎の近況報告|自習室の活用と推薦入試対策!
こんにちは!
岐阜市にあるリード予備校加納校舎で数学を担当している菊地です。
今回は、最近の加納校舎の様子や、今まさに力を入れている自習室の活用状況、そして推薦入試対策の取り組みについてご紹介します。
地域の皆さんや、これから塾選びを考えている方の参考になれば幸いです。
■ 自習室が熱い!高2生を中心に活用が進む
加納校舎では最近、放課後の自習室利用が非常に活発になっています。
特に高校2年生は、ウイングネットの映像授業を利用しながら、物理・化学・現代文・古文など幅広い科目を積極的に学習しています。
授業前の時間帯は1階自習室が満席になることもしばしば。
そのため、現在は2階教室も自習室として開放し、より多くの生徒が快適に学習できるよう対応しています。
もし席が見つからない場合は、ぜひ講師まで声をかけてくださいね。
今日も(土曜日)、13時過ぎにはたくさんの生徒が自習に来てくれています。
**「継続して学ぶ習慣」**が、学力向上の一番のカギです。

(1階教室が満室のときは2階教室利用できますので、1度講師にお声がけください。)

■ 推薦入試対策が本格化
夏以降、**推薦入試(学校推薦型選抜・公募推薦)**に関する相談が増えてきました。
これまで定期考査を頑張って評定を上げ準備してきた生徒たちが、校内選考を通過し、次のステップに進んでいます。
特に学校推薦型選抜に決まった生徒は、ほぼ合格確定!本当におめでとうございます🎉
一方で、公募推薦の校内選考を通過した生徒たちは、ここからが勝負どころです。
公募推薦は一般的に倍率2〜3倍程度とされており、引き続き面接・志望理由書などの対策が欠かせません。
リード予備校加納校舎では、推薦入試対策講座を実施しています。
推薦入試に向けた個別指導、面接練習、小論文添削なども対応していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
■ 地域とともに歩む加納校舎
加納・岐阜エリアで塾をお探しの方は、ぜひ一度、リード予備校加納校舎にお越しください。
体験授業や学習相談も随時受付中です。
2025/10/16
リード予備校大垣駅前校こんばんは、リード予備校の佳山です。
リード予備校大垣駅前校の自習室と授業風景
リード予備校大垣駅前校は、大垣北高と大垣東高の専門館です。 高1・2の集団授業は、大垣北高と大垣東高のクラスがございます。 個別指導は全高校に対して実施しておりますので、大垣南高や大垣日大高や大垣西高の生徒さんが通ってくれています。
大垣駅前校の自習室
誰もいない時の自習室

普段の自習室


自習室でおしゃべりしているとか、爆睡している生徒などなく、皆さん集中して勉強しています。(仮眠レベルの生徒はいますが) 静かなのは、大垣北高生と大垣東高生の高3生が多いという理由もありますが、最近は高校2年生の使用も多くなってきています。 今の時期の高校3年生の集団の中に入って勉強できるのはいい経験になります。
自習室の混み具合
大垣駅前校舎は、今年はかなり生徒が集まっているので、自習室も混みがちになりますが、今月と来月くらいがピークです。 指定校推薦や推薦入試で早く卒業する生徒さんもチラホラ出てきますので、だんだんと高校3年生は減ってきます。その分高校2年生の勉強量が増えるので、混み具合は一緒かもしれませんが。。
授業風景
瀬田先生の授業風景写真

英語の問題で、「海馬」とか「記憶」とか「保持」とか、記憶のメカニズムを論じている英語の長文の解説でしょうか。瀬田先生は、よく本を読むので、ここら辺の知識も豊富です。 英語長文を読むための一般的な科学リテラシーも必要ですね。
生徒達の様子

めちゃ真剣!! ヘラヘラしている子も気を抜いている子も、1人としていないです。(上記写真は高校2年生)
最近は授業外の学習記録も収集しているので、この子達の1日の学習状況がわかっています。 高校2年生から、学習時間の分散を実現させて、復習(想起学習)の習慣をつけていきます。
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上記写真は、iPhone15 pro ではなく、一眼で撮影しました。

レンズはNOKTON 単焦点レンズで、ピントフォーカス手動、露出手動などほぼ全て手動で撮影をしないといけません。 でも単焦点レンズならではの写真が撮れます。 私の腕がまだまだなので、単焦点レンズで撮った綺麗な写真はそうそう出てきませんが。。。
でも、スマホで撮るよりは、いい写真が取れると思います。 頑張って撮ってアップしていきますと、塾選びをしている方の参考になると思いますので✨
2025/10/14
こんばんは、リード予備校の佳山です。
リード予備校の会議風景
先日、リード予備校のスタッフで会議を実施しました。 年に3回あるそこそこ大きな会議です。

顔ぼかしが入っている先生は最近新たにリードに加わってくれた先生です。許可を撮っていないので、ぼかしを入れています。
2025年の上半期の報告
各部門から上半期の報告をしていただきましたが、生徒の学習量、新規に入塾してくれた生徒さんの数、途中で辞められた生徒さんの数は例年にないくらい良い結果でした✨ そして、この夏にリードスタッフ全員が頑張った、高校2年生の2段階カリキュラム移行の面談、結果は、昨年に比べてかなり良い結果で、今年の高校2年生はかなり早めから受験勉強を開始し、勉強量がしっかり増える傾向です✨
途中で入社された来た経験豊富な先生がいるんですが、前職の塾さんとは会議の質が全然違うと感想をいただきました。(良い意味で。)
上記写真は久々に一眼+単焦点レンズで撮影しました。ピント合わせのフォーカス、露出を決める露光時間などなど全てマニュアルで操作する必要がありますが、やはりスマホのカメラとは違う感じになります✨
リード講師陣の休日読書の紹介
日曜日に突然(日曜日に連絡してはいけないような気もしましたが・・)連絡をして、休みの日に読んでいる本を写真撮って送信してくださいって伝えますと、みなさんすぐに送信してくれました。笑 ほんと、早って思いました。笑
水原先生(マナビス長良校)
いろんなジャンルの本を読んでますね。最近、リードで一番本を読む先生です。

田辺先生(リード予備校国語科)
とりあえず絶対に私が読めない本です。笑 普段はもっと難しい系の本を読んでいるはずです。

菊地先生(九州大学 数理学修士)
同境定理という本は数学の本らしいです

瀬田先生(リード予備校 大垣駅前校・加納校)
英語科の先生です。ちゃんと名著と呼ばれている本を読んでるんですね。

日比野先生(マナビス忠節校)
哲学科出身らしく哲学系の本ですね。

佳山先生
最後に私の本ですが・・・ 保守主義がなんたるかがわかっていなかったので。保守系2冊と、意思の力・自制心にかかわる名著です。 次のリード予備校の新年度説明会は昨年よりも内容をブラッシュアップしまして、かなり面白い内容になると思います!!

2025/10/13
リード予備校長良校舎、数学担当の中原です!
先日、2年生の集団授業が終了し、いよいよ大学入試に向けてのサポートが本格化します。
授業がなくなると先生との関りが減ると思っている生徒が多くいますが逆です。
ここからの時間の方がたくさん関り、声をかける機会も多くなります。
授業は終わっても、僕との絆はさらに深まる!気づいたことはどんどん伝えていくので、覚悟しておいてくださいね!(笑)
さて、先日長良高校2年生の授業の最後に、なんと大量のバナナをいただきました!僕がバナナ好きだってことを覚えていてくれたみたいで、嬉しいです!

その数、なんと合計42本!生徒に「全部食べたんですか?」と聞かれましたが、3日間で美味しくいただきました!(笑)
小学2年生の息子も大喜び!ごちそうさまでした! このバナナパワーを胸に、生徒たちの合格に向けて、より一層熱いサポートをしていきます!みんなが合格した時に、一緒に嬉し涙を流せるように、全力で頑張ります!
2025/10/11
大学選びは“研究室”から考える——高校生の不安に寄り添う面談記
こんばんは、リード予備校の佳山です。
進路に迷う高校生へ。大学選び 研究室 高校生という視点で、一緒に大学のホームページを開き、教員や研究内容を確かめると、あなたの「やりたい」がくっきり見えてきます。パンフレットの言葉だけではわからなかったことが、研究室ページをのぞいた瞬間に繋がっていく——そんな面談の記録です。
先日の面談で、旧帝大志望の高校3年生がこう話してくれました。
「○○大学の理工学部を受けようと思っていましたが、学部紹介やパンフレットを見ると、情報系寄りに感じて自分の興味と違うかもしれません。」
彼が本当にやりたいのは“半導体の基礎”に関わる研究。応用分野ではなく、材料工学やナノ工学に近い領域でした。パンフレットだけでは、その大学で自分の興味が深められるのか判断がつきません。私は彼と並んでパソコンを開き、大学の教員紹介・研究室(大学院含む)のページにアクセスしました。学科紹介だけでは見えなかった研究テーマが、教員ページでは具体的なキーワードとともに並んでいます。
スクロールしていくうちに、彼の目が止まりました。
佳山:「これ、○○君がやりたい内容やね。」
そこには「ナノ材料」「半導体薄膜」「基盤プロセス」など、まさに彼の“やりたい”に重なる言葉が並んでいました。
「この大学でも自分のやりたい研究がある」——そう確信できた瞬間、彼の表情は迷いから期待へと変わっていきました。
このとき彼が感じた安心は、偏差値や大学名だけでは得られないものです。大学選び 研究室 高校生という観点で、自分の軸に合う場を見つけられたからです。
私自身の専攻は分子生物学で、半導体は専門外です。それでも、生徒の言葉に耳を傾け、「半導体を作る材料に興味がある」「応用より基礎が好き」という手がかりから、材料工学・ナノ工学といった関連分野へ一緒に辿り着くことができます。大切なのは詳しさよりも、“一緒に探す姿勢”。「先生に相談してよかった」と言われる瞬間は、いつだってその姿勢の先にあります。
保護者の方へ。お子さまが悩んでいるとき、専門的な言葉がわからなくても大丈夫です。「いっしょに見てみよう」と隣でページを開き、興味を持ったポイントに線を引いてみてください。親子の対話が、志望理由の言語化にもつながります。 そして、進路指導の経験がある先生に相談をして見てください。
ただ、私はかなり科学系の本を読んでいるので(一般書レベル)、自分の専攻以外の分野もそれなりに詳しいです。文系出身の先生で、優秀な生徒が大学HPとパンフをしっかり見て受験しないことを判断したと言ったら、一緒に調べるんでしょうか。。 そのまま生徒の意見を受け入れる、時間をもらって調べるまたは理系出身の先生に聞くなどする、おそらく前者が多いように思います。
文系・理系に限らずですが、進路指導をする上で選択肢の幅を広げられる提案をするためには、一般書で近未来について語っている理系本を数冊読むと、近い将来求められる科学技術がわかって来て、進路アドバイスの幅が広がります。
-
『2100年の科学ライフ』(ミチオ・カク著)
AI・医療・ナノテク・宇宙開発まで、2100年までの科学の進化を展望。
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『サイエンス・オブ・マインド』(ミチオ・カク著)
脳科学とAI技術の融合を描く未来書。
また、『未来を見通すビジネス教養 日本のすごい先端科学技術』も、日本の科学力を理解するのに最適です。
1対1で話す面談だからこそ、その生徒がやりたいと思っている分野に対して、近い未来に社会をよりよくできる分野の研究だと伝えてあげれば、生徒のモチベーションを上がってくると思います。
▼リード予備校ブログの関連読み物
リード予備校は、偏差値や合格可能性だけでなく、「あなたが何を学び、どんな未来をつくりたいか」に寄り添います。面談では必ず研究室ページまで一緒に確認し、納得して受験校を選べるよう伴走します。どんな小さな疑問も、遠慮なく相談してください。一緒に、あなたの「やりたい」にたどり着きましょう。
2025/10/03
東大過去問 添削から見える、合格力を伸ばす勉強法
高校3年生のこの時期、第一志望の二次試験対策として東大過去問 添削を依頼する生徒が増えてきます。過去問は「量」だけでなく「質」が重要。今日は、東大志望の実例を交えながら、添削の受け方でどこまで得点力が変わるのかを整理します。
「数学は息抜き」—圧倒的実力の東大志望生
先日、東大を志望している生徒から、東大の過去問や模試の問題の添削依頼が連日のように届きました。彼は数学の実力が抜群で、岐阜高校の実力テストで何度も学年1位、最後の実力テストでは200点満点。県内でも指折りの実力といえるでしょう。
この生徒にとっては、東大の数学でも合格点以上を安定して取れており、特別な補強は不要。ただし他教科で伸び悩む分を数学でカバーするなら、満点近くを狙う戦略になります。
面談で勉強法を聞くと、「数学は、他教科の合間の息抜きで勉強します」とのこと。実際、息抜きの時間に東大の過去問や模試を解き、こちらが添削に追いつけないスピードで提出してきます。息抜きでこの完成度——末恐ろしい伸び方です。

過去問は「自己採点→添削→改善」のサイクルで伸ばす
高校3年生の皆さんも、今は志望校の過去問に本格着手しているはず。ここで差がつくのは、模範解答を読むだけで終わらせず、必ず過去問 添削を受けることです。
・模範解答と違う書き方でも満点解法はあります。
・一見正しい式でも、条件の扱い・論理の飛躍・記述の不足で減点されることがあります。
・自分では気づけない「癖」(定義の曖昧さ、場合分け漏れ、記号の使い方など)は、第三者の目で初めて明確になります。
添削を受けると、解法の幅が広がり、採点基準に沿った表現が身につきます。結果として、同じ知識量でも得点の再現性が上がり、本番に強くなります。
効率を最大化する提出のコツ(3点)
① 解いた直後に自己採点し、「減点理由の仮説」をメモしてから提出する。
② 途中式・方針メモ・図も含めて提出する(思考の跡が見えるほどフィードバックが具体的になる)。
③ 返却後は、同一テーマの過去問を48時間以内にもう1題解き直す(定着の臨界期を逃さない)。
関連記事(リード予備校ブログより)
最後に、全受験生に共通する結論をもう一度——過去問を解いたら必ず添削を受け、フィードバックを次の一問に即反映する。このサイクルが、合格への最短ルートです。
2025/09/25
リード予備校恵那校こんばんは。リード予備校恵那校舎です。
先日、第1回ベネッセ総合学力模試の紙の結果票が返ってきました。
今回も高1・高2共に素晴らしい結果が出ましたので報告します!
★ 恵那高校 高1総合3科 ★
学年1位 を獲得!!
各科目の成績では特に数学が素晴らしく、
★数学★
学年 1位 2位 2位 を獲得!
数学トップ3をすべてリード生で占めることができました!
また高2生も、今回は3科学年1位は逃してしまいましたが、
★ 恵那高校 高2総合3科 ★ 上位10名中
学年 2位 3位 4位 6位 7位
上位10名中、半分の生徒がリード生です!
各科目の成績では、やはり特に数学が良く、
★数学★
学年 1位 3位 を獲得!
今年の恵那校舎の高1・高2生は、特に数学が強いです!!
特に高2生は全体的に数学のレベルが高く、今年の夏期講習では例年よりも
数ランクレベルの高い問題を扱っていきました。
この夏に全員と面談をしていますが、例年よりも志望校のレベルも高いと感じました。
うまくいけばこの学年は、恵那校舎での過去最高の実績が出せそうです!
2025/09/13
キャリア教育高校生に薦めたい「今井むつみ」の認知心理学入門書――今井むつみ 認知心理学 高校生 向けの2冊
高校生 に役立つ2冊として、『学びとは何か』と『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』を紹介します。どちらも慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の一般教養で扱われる内容で、理系・文系を問わず学べる視点が得られます。

慶應義塾大学SFCの一般教養で扱われる『学びとは何か』の概要(少し難)
『学びとは何か ―〈探究人〉になるために』(岩波新書)は、人間がどのように学ぶのかを認知心理学・認知科学の視点からわかりやすく解説した一冊です。知識は単なる暗記の集合ではなく、既存の知識と新しい情報が結びついて広がるネットワークとして描かれます。その中心にある概念がスキーマで、私たちは持っている枠組みを使って新しい事柄を理解し、ときにその枠組み自体を修正しながら学びを深めていきます。
本書ではさらに、子どもの言語獲得を例に学びの本質が示されます。子どもは言葉を丸暗記するのではなく、文脈や体験と結びつけて意味をつくり、間違いと修正を繰り返しながら使い方を身につけます。高校生にとっては、勉強を「暗記中心」から「理解と探究」へと転換する発想を与えてくれる内容です。
高校2年生のキャリア教育で紹介した、エリクソン教授の内容も紹介されています。
・「熟達するとはどういことか」
・「熟達による脳の変化」
・「いかに練習するか」「努力か、才能か」
いい復習になると思います。
進路や人間関係に生きる『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』の概要(読みやすい)
『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』(日経プレミアシリーズ)は、著者の慶應SFCでの最終講義をベースに、進路選択・人間関係・将来の不安など私たちが直面する課題を認知心理学の観点で整理する本です。意思決定は感情と合理性のせめぎ合いで成り立つという前提から、物事を判断する際に自分の価値観とデータの双方をどう扱うかが平明に語られます。また、確証バイアスなどの思い込み(バイアス)を理解することの重要性も強調されます。
さらに本書は、急速に進むテクノロジー環境――とくに生成AIの時代――において、人間だけが持つ「仮説を立てる力」や「体験と意味を結びつける力」に光を当てます。これらは高校生が自分の頭で考える軸をつくるうえで不可欠であり、学びを将来の生き方につなげる視点を与えてくれます。
理系・文系を超えて役立つ認知心理学の視点
認知心理学は、理系・文系の枠を超えて幅広い分野に接続します。理系ではAIや脳科学、ヒューマンインタフェース設計、文系では教育学・言語学・経済学・法学における意思決定研究など、多面的な応用が可能です。高校段階でこの視点に触れることは、大学で学ぶ多様な領域を一段高い視座から見渡す準備になります。今井むつみ 認知心理学 高校生 という観点で見ても、早期に身につけておきたい“学びの土台”といえるでしょう。
高校生がこの2冊を読むメリット(要点)
- 学びの本質を理解:知識をつなげて意味をつくる視点が得られ、受験の先を見据えた学びに変わる。
- 意思決定の質が上がる:感情と合理性の両面から進路や人間関係を整理でき、思い込みにも気づきやすくなる。
- AI時代に必要な力を強化:仮説を立てて検証する、人間ならではの思考の価値を自覚できる。
まとめ
『学びとは何か』は学びの仕組みと知識観を、『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』は悩みや選択に向き合う思考の型を、それぞれ高校生にも読みやすい形で示してくれます。慶應義塾大学SFCの一般教養として扱われる内容に触れながら、理系・文系を問わず自分の学びを人生へと接続する第一歩として、ぜひ手に取ってみてください。
2025/09/13
リード予備校江南校リード予備校江南校、高校生の成績UPと勉強習慣の変化
リード予備校江南校が開校してから半年が経ち、多くの高校生が通ってくれるようになりました。中でも一番多いのは江南高校の生徒ですが、一宮高校、西春高校、滝高校など、地域の進学校からも生徒が集まっています。特に江南高校専用の集団授業を設けているため、江南高校の生徒にとっては最も通いやすい環境となっています。今回は、江南校の指導体制や講師陣、そして実際に成績を大きく伸ばした生徒の事例をご紹介します。
江南校の集団授業と通っている高校
リード予備校江南校の特徴のひとつは、江南高校専用の集団授業が設けられていることです。カリキュラムは学校の進度に合わせて設計されており、授業の理解度を高めながら効率的に演習を進めることができます。
また、江南高校だけでなく、一宮高校や西春高校、滝高校といった地域を代表する進学校からも生徒が通っています。複数の学校の生徒が集まることで、お互いに刺激を受けながら勉強を進めることができる点も魅力です。「同じ学校の生徒と切磋琢磨する安心感」と「他校のライバルから受ける刺激」を両立できる環境は、モチベーションの維持にもつながります。
江南校を支える講師陣
リード予備校江南校を担当する講師陣は、難関大学出身の先生ばかりです。
- 松下先生(一橋大学)
- 佳山先生(京都大学)
- 田辺先生(東京大学)
- 城本先生(京都大学)
- 浅野先生(愛知教育大学)
これらの講師陣は、単に知識を教えるだけではなく、自身が経験した受験勉強の工夫や学習法も伝えています。「正しい方法で勉強すれば、確実に成績は上がる」というメッセージを体現しており、生徒の信頼も厚いのが特徴です。
特に難関大学出身の先生は、試験で求められる「思考力」や「応用力」をどう鍛えるかを熟知しています。そのため、単なる暗記にとどまらない実力養成が可能となっています。
成績アップ事例 ― 江南高校2年生の数学
ここで、江南高校に通う2年生の事例をご紹介します。
この生徒は、4月にリード予備校江南校へ入塾しました。入塾時の状況は決して良いものではなく、数学のポテンシャルはあるものの、勉強習慣がほとんどなく、1年生入学時から成績は下降の一途をたどっていました。
しかし、6月末に実施された進研模試では大きな変化が起きました。
結果は――
「成績上昇幅 クラス1位」。

点数そのものがクラスで1位になったわけではありませんが、入塾してわずか2か月で大きな成長を見せたのです。クラス担任の先生も驚いた様子で、模試の成績表には「クラス1位」の付箋が貼られていたほどです。
ここで注目すべきは、この時点ではまだ「勉強習慣が身についていない」状態だったということです。塾に通い、授業時間分だけ数学の演習量が増えただけで成績が向上したのです。つまり、潜在能力を正しく引き出す環境さえ整えば、短期間でも成果が現れることを示す好例となりました。
勉強習慣の定着と今後の成績伸長
現在、この生徒は数学に加えて理科の補強も始めています。10月からは月に1回のフィードバック面談を取り入れ、学習状況を丁寧に確認していきます。
また、日々の学習習慣を身につけるために「If-thenプランニング」という方法を導入しました。これは「もし帰宅したら、まず30分だけ勉強する」といった小さな行動をあらかじめ決めておく習慣化の仕組みです。心理学的にも効果があるとされる方法で、学習の継続を助けます。
現在は「30分の勉強からスタート」というレベルですが、ここから習慣が定着していけば、大きな成績アップが期待できます。単なる一時的な成果ではなく、将来にわたって通用する「自分で学ぶ力」が育っていくことが、リード予備校の指導の大きな目標でもあります。
まとめ ― リード予備校江南校の魅力
リード予備校江南校は、江南高校専用の集団授業を中心に、一宮高校や西春高校、滝高校といった進学校の生徒も集う学びの場です。
- 難関大学出身の講師陣による質の高い指導
- 学校に合わせた専用カリキュラム
- 勉強習慣がない状態からでも成果を出せる指導体制
今回紹介した江南高校2年生のように、わずか数か月で大きな変化を実感できる生徒も出ています。今後も、江南校は「勉強が得意でない生徒でも成績を上げられる予備校」として、地域の高校生を全力でサポートしてまいります。























































