高等部ブログ
高1物理/「理性の限界」@リード予備校・図書館
2021/04/10
リード図書館こんばんは、リード予備校の佳山です。
今年は土曜日に高1物理基礎の授業を担当します。物理基礎の授業は、全校舎の生徒が受けられるように、土曜日に設定しています(もちろん、英数集団は土曜日以外に設定)
高1物理受講者には、佳山に直通で質問できるIDを教えて、直通でオンライン質問できるようにしたいと思います☆
定期考査の時はかなり大変になりそうな気がしますが。。。 apple pencilとiPad airで捌いて見せましょう!!
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以前紹介した「フォン・ノイマンの哲学」(著者:高橋昌一郎)を紹介しました。
この著者の本がかなり面白くて、たの作品も読んでみました☆
ちょっと古いですが「理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性」講談社現代新書
このタイプは、高等部国語科の田辺先生(東大卒)が好きそうだぁと思いまして
佳山:「高橋昌一郎さんの本読んだことある?」
田辺:「理性の限界ですか?」
佳山:「そうそう、知ってるんや」
田辺:「本買ってますが、読まずに積んでる状態です。 読みたいなぁと思っていたので、読んでみます」
佳山:「そもそもなんで買おうと思ったん?」
田辺:「ゲーデルとかカントとかに興味があったんで」
普通は興味持ちませんが。。。 さすが田辺先生
ほぼ読み終えましたが、ハイゼンベルグの「不確定性原理」の概要がわかりました☆この著者はすごいですね。これほどわかりやすく説明できる方はなかなかいないのではないかと思います!
簡単に言うと
「人間の観測には、超えられない限界があるという原理」(引用:「理性の限界」)
我々が対象を観測するときは、光をあてて見ます。光は電磁波の一種、波なので、ミクロの世界を観察するとその光で対象を乱してしまいます。
その不確定性を位置xと運動量pに対して
「ΔxΔp>=h/(4π)」が成立する
粒子の位置と運動量をh(プランク定数)という数値よりも高い精度で測定できない事実を示しています。
数式は全く理解できませんが、概要はなんとか理解できそう。 観測の分解能に限度があるということかと。
ゲーデルの「不完全性定理」ですが、よくわかりませんね。 田辺先生と今橋先生に読んでもらって議論したいと思います☆