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進歩の記録・リード通信

2025/12/25

忠節校舎で英語を担当している高橋です。

 

もうだいぶ前の話で恐縮ですが、論理表現(英語の主に文法を扱う授業です)の前期期末試験で点数が良くなかった生徒には追加の課題をやってもらっていました。

 

城本先生と私で分担して、個別で添削を続けていたのですが、その中の生徒の一人が前期期末試験49点から後期中間試験87点と大幅アップを達成してくれました。

 

 

岐阜高校で学年順位が19位というのは、(前回が学年平均よりだいぶ下だったことを考えると(笑))なかなかすごいです!

 

彼はもう心配ないですね。今後もしっかり高得点を取り続けてくれることを期待しています。

 

他にも、岐阜高生、岐阜北高生とも、添削を受けた生徒の多くが学年平均点を超えてくれたので、わざわざやった甲斐があったと思っています。

 

、、、その一方で、少数ですが、こちらで添削指導をしたにもかかわらず点数がそんなに変わらなかった生徒もいます。個別添削で一通り理解はしていたはずなので、完全に「本人の覚える努力が足りてない」ということになりますね。

 

学年末試験では彼らにしっかり危機感をもたせて、学年平均を超えられるように指導したいと思ってます(何ならスパルタで(笑))。

 

 

※※※※※

 

忠節校舎で出しているリード通信のバックナンバーを1つアップしておきます。

 

今回は2024年8月に出したVol. 34です。記載された内容は当時のものですのでご注意ください。

 

※※※※※

 

リード通信Vol. 34 (2024年8月号)
(なるべく)毎月1日送信。ただしいつまで続くかは??

 

1,今月のお話
現在高2の生徒と面談をしていますが、まさに昨日岐高のN君とこの話になりました、、、。

 

突然ですが、問題です。
「象は鼻が長い。」の文の主語はどれでしょう?

 

象?じゃあ鼻は??
鼻?じゃあ象は??

 

今回は「言語学」とは何かをお話しします。(by 言語学をかじったことのないど素人(笑))

 

言語学とは言語を科学的に研究する学問ですが、実際は様々な言語学の分野があります。いくつか例を挙げると、

 

1,ある言語の形態を調べる
なぜ使役動詞の後ろにはto不定詞でなく原形不定詞が来るのか?

 

2,言語とその背景にある人間や社会の関係を調べる
なぜ虹の色の数は言語によって異なるのか?

 

3,言語の普遍的特徴を調べる
一見すると多様に見える各言語に共通するルールはあるのか?

 

最初の問題ですが、実はまだ日本語学者の間で決着はついていないそうです。

 

ある説によると、まず「象は」が大きな主語、そして「鼻が長い」が大きな述語になっていて、さらにその中の「鼻が」が小さな主語、「長い」が小さな述語、という二重構造になっているそうです。

 

「~は」「~が」は主語だ、と私たちが学校で習うのはこの学説がベースになっています。

 

しかし、日本語にはそもそも主語は存在しない、とする説もあります(三上理論)。

 

この説によると、日本語において「~は」は話のテーマ(主題)を表し、あとは述語とそれを修飾する副詞しかないそうです。(「象は」が主題、「長い」が述語、そして「鼻が」は「長い」を修飾する副詞。)

 

例えば、「この本は昨日太郎君が学校で読んでいた。」という文において、「この本は」が主題、「読んでいた」が述語、そしてそれ以外の「昨日」も「太郎君が」も「学校で」も全て「読んでいた」を修飾する副詞に過ぎないということになります。そして副詞は「おまけ」ですから「あってもなくても良い」わけです。

 

省略の多い日本語をうまく説明する説ですね。(ちなみに「この本は」は「読んでいた」の目的語なので、「~は」が主語だと考える従来の説には少々無理がありそうです。)

 

こんなことを調べて一体何になるの?思う人もいるかもしれませんが、、、。

 

そもそも大学の勉強(研究)はそれ自体が目的であって、手段ではありません。それは言語学だけでなく、経済学や物理学や数学も同様です。

 

例えば、かの有名な「フェルマーの最終定理」は数多くの数学者の330年間にわたる挑戦を経て、最後はワイルズが証明に成功しました。

 

それを「一体何になるの?」と問うのは野暮以外の何物でもないでしょう。

 

目の前に謎があればその謎を解こうとするのは人間が人間である所以ですし、人類が大きな進歩を果たした原動力でもあるはずです。

 

(もちろん、言語学を深く研究するためには言語自体をちゃんと学ぶことも必要になるでしょうし、言語学に従事することで言葉の使い方は格段に上達するはずなので、将来大いに役に立つ学問であることは間違いありませんが。)

 

言語には未だ解明されていない無数の謎が存在します。それらを解き明かすことは我々人間のより良い理解につながるでしょう。
高橋

 

 

※※※※※

 

2、田辺の一冊 田辺の独断と偏見で本を紹介します。

 

カズオ・イシグロ『私を離さないで』(原題”Never Let Me Go”)

 

カズオ・イシグロは2017年ノーベル文学賞のイギリス人の作家ですが、五歳まで日本で暮らしていました。この作品はイギリスが舞台ですが、どこか日本らしさも感じるような気もします。

主人公キャシーたちは臓器提供をするために生み出されたクローン人間で施設で育てられているというSF設定です。

 

作者がどういう意図でこのようにしたのかはわかりませんが、運命に立ち向かう!という話ではなく、現代テクノロジー批判が主題というわけでもなさそうです。読み終わったときはとても穏やかな感動を覚えました。

 

主人公キャシーたちはクローン人間であり、変わった施設で暮らしてはいますが、とても人間らしく生きています。すれ違いがおきたり、見栄をはったりというさまがとてもリアルに描かれています。臓器提供者という設定は非人間性を示すものではなく、臓器提供による死が待ち受けているからこそ、彼女らが自らのあり方に悩み、過去を振り返り、希望を持ち、決断をする、その生き方がより貴重なものに見えてきます。SF作品ではありますが、その設定の面白さではなく、その中に生きる人間を丁寧に描いて読ませるのはさすが世界的作家だと思いました。

 

……と書きましたが、これは人によっていろいろな感想がでてくる作品だと思います。私ももう一度読み直してみたいと思っています。

 

他の作品もいくつか読みましたが、どれも人間をとても丁寧に描いています(カズオイシグロは自身のことを抑制的な作家だといっていますが、よく分かります)。非常に読みやすい文体でもあるので、普段本を読まないという人もこの夏に読んでみるのはいかがでしょうか。

 

 

※※※※※

 

3、高橋が過去に訪れた国を紹介するコーナーです。読んでも特に何の役にも立たないので読みたい人だけどうぞ(笑)。今回はギリシャです。

 

面積:132,000平方キロメートル(日本の約3分の1)
人口:1,046万人
首都:アテネ
最大都市:アテネ(人口約300万人)
一言メモ:ギリシャ神話の最高神ゼウスは結婚3回、浮気は数百回。ありとあらゆる手を使って女神や人間の女と関係を持った(笑)。

 

 

ギリシャで一番印象に残っているのは、エーゲ海に浮かぶ島、サントリーニ島での滞在です。

 

アテネの港を夜に出発する船に乗り、サントリーニ島に着いたのは翌朝でした。

 

港の先は断崖絶壁で、一本しかない細い道がその絶壁を這うように登っています。見上げると絶壁の上には白い雪のようなものが点在していましたが、季節は真夏。バスに乗ってその絶壁を登るとそれらは白い壁をした家々であることがわかりました。

 

実はサントリーニ島は絶壁の上に立ち並ぶ白壁の家々の景色で有名で、ギリシャを代表する観光地です。

 

バスが絶壁の上に出ると、そこには青い草原が広がります。細長い島のため、道の両側にエーゲ海の鮮烈なブルーを見下ろすことができます。そしてどの集落にもある教会の白壁の上にはエーゲ海と同じ色の丸屋根が付いていて、太陽の下さんさんと輝いていました。

 

宿の近くの高台から見る、エーゲ海に沈みゆく夕日とすべてがオレンジ色に染まる島の景色は、私の中で忘れることのできない旅の記憶になっています。

 

、、、しかし、サントリーニ島が私の中で強烈に印象が残っている理由は別にあります。

 

宿でY君という日本人の旅行者に会いました。彼は三流大学卒業後「就職かったるいから旅に出た」そうで、「悪いことは大学時代に一通り全部経験した」と豪語するイケイケのチャラ男君でした。

 

自分とは真逆のタイプだったのですが、彼が非常に人懐こかったこともあり、仲良くなりました。

 

ちょうどお盆の時期で、当時は円高で海外旅行ブームだったので日本人の観光客も多かったのですが、彼は観光そっちのけで若い女性を狙ってナンパを繰り返していました。私も付き合わされましたが、イケイケタイプの彼と一見誠実そうに見える(そして実際誠実な(?))私という両極端のコンビが珍しかったのか、なかなかの成功率だったと思います(笑)。

 

Y君はその後超有名日本商社に就職し、アフリカで活躍しています。

 

 

さらに

詳しく知りたい方はコチラから!

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