高等部ブログ
文化祭を巡るあれこれ@忠節校
2022/08/18
リード予備校忠節校こんにちは。リード予備校の日比野です。
岐阜高校も岐阜北高校も文化祭のシーズンです。
私の通っていた高校には文化祭が無かったので、
クラスで制作したTシャツをお揃いで着ている姿をみると青春だなあと眩しく思います笑笑
今日のブログはそんな文化祭を巡るあれこれです。
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忠節校に通ってくれているKくん(大阪大学志望)は生徒会に所属しており、
クラスの出し物の取りまとめもしているようで毎日バタバタしています。
8月の模試後面談では、、、
Kくん:「勉強と関係ないんですけど相談があります」
日比野:「どうしたの」
Kくん:
「自分はみんなが文化祭を楽しんでもらえるように色々と活動をしているのに、
それを知らない生徒に裏であれこれ言われるのが嫌です」
ものすごくレベルの高い相談です。
こういった経験がその後の価値観を形成すると確信しているので、
私が安易に考えを押し付けないようにしています。
その日は視座の高さや成長の話をあれこれとしました。
Kくんも少しはすっきりした顔で帰って行ってくれました。
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そして次の日。
Tさん(名古屋大学志望)と模試後面談をしていると。
Tさん:「ちょっと話が変わるんですけど相談です」
日比野:「(この流れ昨日もあったな)どうしたの」
Tさん:「文化祭のクラス委員に立候補してしまって勉強時間が削られてしまいます」
話を聞いてみると、
クラスに協力的でない生徒が何人かいて、
困っているクラスの代表を助けたいと思って委員に立候補したとのことです。
日比野:「Tさんらしいね。じゃあもしクラス委員を手を抜いたら文化祭が終わった後どう感じそう?」
Tさん:「罪悪感とか後悔があると思います」
日比野:「自分もTさんはそう感じると思うよ。だから勉強も文化祭も両方やり抜けばいいよ」
Tさんはその後も時間を見つけて勉強に励んでいます。
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大学受験の偏差値のみを考えれば、
文化祭そっちのけで問題集を進めた方が有意義です。
しかしながら私は、
目の前にあるものごとを妥協無くやりきる
という力を育むためであればそのものごとは受験勉強でなくても構わないと考えています。
勉強に没頭したいのであれば思う存分没頭して、
勉強も文化祭もまるごと楽しみたいのであれば余すことなく楽しんで、
彼ら彼女らが来年の3月に
「高校生活にやり残したことはひとつもないです!」
と笑顔で言ってくれるのを期待しています。
リード予備校・河合塾マナビス忠節校 日比野仁哉