高等部ブログ
幸福度が上がるかもしれない本のご紹介@リード図書館
2023/10/02
リード図書館こんにちは、リード予備校の佳山です。
幸福度が上がるかもしれない本の紹介です☆
タイトル:『人はなぜ物を欲しがるのか〜私たちを支配する「所有」という概念』
著者:ブルース・フッド
冒頭部からの引用です
本書は、所有をめぐる心のはたらきがいかにしてヒトという種を形作ってきたか、さらにはそれが今日の私たちをどのように支配し続けているかを探った、初めての本である。「所有する」というあまりにも身近な言葉を、私たちはふだんほとんど意識せずに口にしている。だが所有は、じつは人間の頭のあるなかでも一、二を争うほど強力な概念だ。何をするか、どこに行くか、自己や他者をどのように言い表すか、だれを助け誰を罰するかといった人間の行動に、所有の概念は深く織り込まれている
著者は、イギリスの名門大学、ブリストル大学の心理学部の教授です。発達心理、特に認知発達に関する研究をされているようです。いわゆるミニマリスト系の本ではなく、科学研究の知見をふんだんに使って「所有」の概念を説明しています。
内容は難しいものではなく、分かりやすい上に、訳者さんの腕がいいのかかなり読みやすい本です。
心理学に興味がある生徒におすすめです☆
あと少しで読み終わるところですが、「所有」の概念が変わる予感はします。 ヒトの頭の中で強力な概念となっている「所有」への理解ができると、消費行動はもちろん、これからの人生を生きていくうえで相対的な幸福度も上がるんではないかと思っています。
是非、読んでみてください⭐️