高等部ブログ
国公立大学前期試験の前日に思うこと@忠節校
2023/02/24
こんにちは。忠節校の日比野です。
高3生の少ない、いつもより静かな校舎でこのブログを書いています。
ここまで長い間、本当によく努力しました。本当によく頑張りました。自分を褒めてあげてください。
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地球が誕生して46億年。人類が誕生して20万年。これらと比較すると私たち人間の一生はとんでもなく短く、神様(存在するのであれば)のきまぐれなのではつねづね思います。
私たち人間の一生と比較するとあまりに長い歴史のなかで、変わらないものを探すほうが困難です。
人類でもっとも幸福な時代といわれるパックス・ロマーナは奴隷制度を基盤としており、私たち現代人からするとはたして幸福と呼べるかは少し疑問です。
新型コロナウイルス流行により社会構造や私たちの考え方は大きく変わりました。少し例を挙げるだけでも、オンラインの浸透により距離の概念が更新され、ロックダウンにより人と繋がることを改めて考えました。
私たちの将来においてもいま当たり前だと考えられている価値観は当たり前でなくなり、未知なる価値観を模索し自分なりに問を立て、正解では無いにせよ最適解を探し続ける必要があるのでしょう。
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大学受験というレースの特徴は、個人での戦いという側面が強調されたレースであることだと考えます。
もちろん、私をはじめとしたスタッフはみなさんが自信を持てるように、前を向けるように応援し続けてきました。しかしながら、結局のところ最後の最後に自分を応援できるのは自分しかいません。
これは大学受験に限らず生涯を送るうえでずっとそうなのでしょう。どれだけSNSが発達したとはいえ、誰かと過ごす時間よりも一人で過ごす時間のほうが長いし、重要な決断をするのは最終的には自分です。
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みなさんは大学受験を通じて自分と向き合い続けてきました。
サボりたい日もあったと思います。心が折れかけたときもあったと思います。それでも自分を奮い立たせて今日まで努力を重ねてきました。
みなさんが大学受験を飛び越え、将来へはばたくために必要なものはもうみなさんのなかにあります。
あとは自分の志望校にその想いを届けてください。入試問題はその大学からのメッセージです。志望校が1年かけて練り上げてきた問題にみなさんの大学受験生活のすべてをぶつけてきてください。
前期試験を終え、また少し強くなったみなさんと会えるのを楽しみにしています。
リード予備校・河合塾マナビス忠節校 日比野仁哉