高等部ブログ
アドバイスタイムでのやりとり
2022/02/10
こんにちは。リード予備校の日比野です。
忠節校では今月末の学年末考査に向けて
・テスト範囲のマナビスはすべて修了
・テスト1週間前(2月15日)までに問題集を1周
を目標に学習を進めています。
テスト前のマナビス追い込み期間なので、
アドバイスタイムもそのぶん多くなります。
アドバイスタイムでは
生徒がただ習ったことを繰り返すだけでは理解しているかを確認できません。
生徒が想定していないであろう質問をこちらがして、
こちらが納得するような答えを生徒ができて初めて理解していると確認できます。
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最近日比野がよく使うのが
「このタイミングでこの問題を扱うことで河合塾講師は
生徒にどんな力をつけさせたいんだと思う?」
という質問です。
マナビステキストは全国のあらゆるテキストの中で
トップクラスに質の高いテキストです。
全国の河合塾講師が集まりテキストを作成します。
そのためむやみやたらに問題を配置しているわけではなく、
すべての問題に意図があって配置をしています。
そして大学受験で必要な視点の一つが
「出題者の意図をくみ取る」視点です。
「この問題はどこで受験生を間違えさせたいんだろうか」
「この問題を難しくさせる要素はどれとどれなんだろうか」
などのメタ認知的視点は重要です。
こういった観点からさっきの質問をしています。
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東北大学理学部数学科志望のAくんがアドバイスタイムを持ってきました。
数学Ⅲ(レベル5)のアドバイスタイムです。
微分の最後の章の問題で不等式の証明の問題でした。
日比野:「この問題を通してどんな力をつけさせたいんだと思う?」
Aくん:「うーん、、、」
日比野:「(Aくんでもこの質問はさすがに悩むんだな)」
Aくん:
「多分なんですけど、
数学Ⅲ(レベル5)のテキストで平均値の定理をまだ取り扱っていないので
その紹介をしたいのはあると思います。
あと数学ⅠA・ⅡB(レベル5)で自分がやった範囲(30講分の29講履修済み)では
まだ不等式の変形問題をやっていないのでそれも併せて確認させたいんだと思います。」
いやー。
むしろこちらが想定していない答えを喰らいました笑
Aくんの凄いところが、
今まで授業を受けた範囲や単元を完璧に把握している所です。
これは生まれつきの頭の良さでは決まりません。
一回の授業を大切に集中して受けることや、
こまめに復習をすることで初めて可能になることです。
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マナビスは復習のきっかけとしてみなさんに進めてもらっているコンテンツです。
厳しいことを言いますが、
マナビスを適当に流しているのであれば今後復習できる機会はありません。
毎回の授業を予習・受講・復習に対して自分ができるベストを尽くしましょう。
リード予備校・河合塾マナビス忠節校 日比野仁哉