高等部ブログ
「合否の結果が、、、」@忠節校
2022/02/04
こんにちは。忠節校の日比野です。
大学受験という数字(≒偏差値)の競争に意味はあるのか。
一時期議論を呼んだテーマです。
受験勉強は数字を評価する競争ではありますが、
直接生徒と接していると
数字以外の部分も副産物的に育まれているんじゃないかなあと感じています。
※※※※※
カウンターで受付業務をしていると電話が鳴りました。
医療系の大学を志望している生徒からの電話です。
ちょうどその日が大学の合格発表だったので
吉報がきた!と思って話を聞くと、
生徒:「ダメでした、、、」
という報告が。
日比野:「(落ち込んで電話してくれたんかな、、、)」
と思っていると、
生徒:
「でも全然落ち込んでるわけじゃないです。
A日程の方は最初の科目が難しくて正直途中から投げ出しちゃったんですけど、
B日程はそれじゃダメだと思って最後までちゃんと解き切ることができました。
今は第二志望の試験が続いているんですけど失敗した日程があっても
気持ちを切り替えてがんばっています。」
と続けてくれました。
この生徒は気持ちのアップダウンが比較的ある生徒でして。
がんばるときは猛烈に(本当に13時間くらい机に噛り付いています)がんばりますが、
ちょっと思うようにいかないことがあると気持ちが切れてしまうこともありました。
秋の二者面談でもその話をしました。
そういった背景があるので、
わざわざ自分から電話をかけてくれて失敗してもくじけずがんばっている様子を聞いて
本当に嬉しく思います。
※※※※※
数字の競争が果たして正しいことなのか。
この議論に意見をできるほど私には経験がありません。
しかしながら校舎で生徒の様子を間近で見ていると、
ひたむきに自分と向き合って困難を乗り越える瞬間に立ち会えます。
これは人生を歩んでいくうえで
大切なことを学んでいると言えるんじゃないかなあと思っています。
もっともっと忠節校が生徒さま保護者さまから選ばれる校舎であるよう
努力してまいります。
リード予備校・河合塾マナビス忠節校 日比野仁哉