高等部ブログ
「自分、不器用ですから」@忠節校
2021/11/23
こんにちは。忠節校の日比野です。
みなさんはアメリカ元大統領 Abraham Lincoln の次の言葉をご存じでしょうか。
If I had eight hours to chop down a tree, I’d spend six hours sharpening my ax.
(もし木を切るのに8時間与えられたなら、そのうち6時間は斧を研ぐのに使うだろう)
ものすごく単純に解釈すれば、
「準備が大切」だということですね。
この「準備が大切」で印象に残った生徒がいたのでご紹介します。
名城大学の学校推薦型選抜が28日に迫り、
面接や小論文の指導が佳境に入りました。
まだ生徒は面接に慣れていないので、
初回の面接練習は色々と突っ込みどころ満載になりがちです。
そんな中でも、初回から「お、この生徒面接うまいな」と思う生徒がいました。
面接官に「なるほど」と思わせる内容を盛り込めた面接になっていました。
正直なところ初回からこんなにうまく面接ができるとは思わなかったので、
どんな準備をしたのか聞いてみました。
そこで見せてくれたのが次のノートと用紙です。
彼には前もって、
名城大学理工学部の全学科で過去3年に質問された内容を渡してありました。
枚数で50枚近くはあったと思います。
彼はこれを集計し、頻出の質問やそれほど聞かれない質問にカテゴライズして、
頻出の質問についてはあらかじめノートに話す内容をまとめて、
面接練習に臨んでくれました。
このノートと用紙を見せてくれたときに、素直に感動しました。
「最初からトップを走り続けてきた!」というタイプの生徒ではないですが、
いままで堅実に努力を重ねて、
このままいけば順調に第一志望校に出願できるところまできています。
彼は時々「自分は不器用なので、これぐらいやらないと」と言います。
いやいや、自分でそれが分かっているだけですごいぞと思います。
(あと、往年の大俳優みたいだな、とも思います笑)
成績を伸ばしてきた理由を垣間見えたような気がしてとても嬉しいです☆
リード予備校・河合塾マナビス忠節校 日比野仁哉