高等部ブログ
「大学に行く意味ってなんですか」@忠節校
2022/05/21
リード予備校忠節校こんにちは。リード予備校の日比野です。
忠節校では本日をもって5月の月例面談が終了しました。
私が担当したのがざっと70名くらいかな、色々な話をしました。
人間は20歳前後で一生の価値観が決まるといわれています。
(※最近興味があるトピックなので次のお休みの時に論文とかあれば読んでみようと思います)
私が受け持つ高校3年生はそんな価値観形成の真っただ中にいます。
大学受験という、
部活動が自分の外に向かうベクトルのやりがいがあるとしたら、
自分の内にベクトルを向け続けるこの時期が彼ら彼女らの価値観に大きく寄与すると考えています。
だからこそ彼ら彼女らが抱える悩みや思いついた疑問などには真正面から取っ組み合いをするように心がけています。
先日、とある生徒と面談した時に。
日比野:
「今日の面談は前回の模試の振り返りと今後の学習計画を立てる面談なんだけど、その前に相談したいこととかある?」
生徒:「大学に行く意味ってなんですか?」
油断していたのでこの言葉にはドキッとしました笑
この相談に対して、
「難しいことを考えずに勉強しようよ」
「それを見つけるために大学に行くんだよ」
といったようにのらりくらりとかわすことは簡単です。
それでも、
この生徒にとってはこの疑問は重要な意味をもちます。
二人で色々と話をしたのですがその日は次の面談の予定があったので残念ながら打ち切りに。
そして今日改めて面談をしました。
日比野:「それで、大学に行く意味は見つかったの?」
生徒:「考えたんですけど大学に意味は見つからないです。」
日比野:「そんな簡単な問題じゃないよね。」
生徒:「でも自分はこれを考えるっていうのを言い訳にして勉強から逃げようとしているのに気づきました。」
きちんと自分と向き合って、この言葉を伝えてくれたことに素直に尊敬の念を抱きます。
私たちの仕事は生徒に何かを教えるという役割から、
生徒と共に考えてその生徒だけの正解を一緒に探しに行くという役割へシフトしてきていると感じています。
今忠節校に通ってくれている生徒達が10年後にどんな道を歩んでいるのかが心の底から楽しみです。
だからこそ私の狭い思考の枠組みではなく、
彼ら彼女らのなかにある正解を一緒に探しに行くことを毎日考えています。
なんか最近真面目なブログが続いたので、
明日はちょっとフランクなブログにしようと思います笑
リード予備校・河合塾マナビス忠節校 日比野仁哉