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リード通信バックナンバー

2025/12/30

忠節校舎で英語を担当している高橋です。

 

今年の業務も全て終わりました。ヤッター!

 

正月は土屋先生が挙げた記事にありましたが、年末東大模試(仮称)の英語の添削をします。

 

少しだけ添削したのですが、東大名物の要約問題は、ここまでかなり添削を行ってきたこともあり、みんなかなり良い感じになってきました。

 

自由英作問題は、、、

 

これはもうちょい対策が必要かな(笑)。

 

 

※※※※※

 

忠節校舎で出しているリード通信のバックナンバーを1つアップしておきます。

 

今回は2024年9月に出したVol. 35です。記載された内容は当時のものですのでご注意ください。

 

 

※※※※※

 

リード通信Vol. 35 (2024年9月号)
(なるべく)毎月1日送信。ただしいつまで続くかは??

 

1,今月のお話

 

水素は燃焼させれば熱エネルギーを生み、酸素と反応させれば電気エネルギーを生み出します。前者で代表的なのはロケット燃料、後者の代表としては燃料電池(とそれを使って動く燃料電池車(FCV))です。

 

水素は豊富に存在し(なんと宇宙の70%は水素)、さらに熱エネルギーとしても電気エネルギーとしても非常に優れたエネルギー効率を持っており、そして極めつけは化石燃料と違い、地球温暖化の原因となるCO2を全く排出しません。

 

水素が次世代エネルギーとして注目を集めるのも納得ですね。

 

そんな水素についての現状の課題はまず第1に「水素は2次エネルギーである」ということです。

 

例えば石油、石炭、天然ガスは最初から存在するエネルギー源ですが、その一方で水素はそれ単独の状態では存在しないため、「製造」しないといけません。そしてその製造にはエネルギーが必要です。

 

いくら水素がクリーンエネルギーでも、その製造の際にCO2を排出しては意味がありません。したがって、再生可能エネルギーなどクリーンな方法で製造する必要があります。

 

しかしそのためにはまずは再生可能エネルギーが普及しないといけません。現状ではまだまだ水素の製造は高コストであり、今後の生産量の拡大や低コスト化は必須です。

 

第2の課題としては「貯蔵や運搬が難しい」ことです。

 

気体の水素はガソリンと比べるとエネルギー密度は3,000分の1しかない上、ガスボンベだと爆発の危険があります。液化すれば体積は800分の1になりますが、そのためにはマイナス253℃が必要である上、液化水素は最新のタンクでで保存しても1か月で12%は気化してなくなってしまうそうです。

 

扱いにくい水素を、水素を含む別の物質にして扱いやすくすることを「水素キャリア」と呼んでいます。

 

例えば、水素と窒素を合成してアンモニアにするとマイナス33℃で液化してくれますし、なおかつ常温でも8気圧で液化するので、非常に扱いやすくなります。(しかし現状ではまだアンモニアの製造自体に大きなエネルギーが必要です。)

 

「水素キャリア」については現在様々な研究がされており、新しい研究成果が次々に発表されています。

 

2017年に筑波大学の近藤剛弘教授の研究チームがホウ素と水素から成る「ホウ化水素シート」という全く新しい物質を作り出しました。軽量で安全に持ち運びができ、さらに水素密度が他の物質よりも高いため、将来有望な水素キャリアとして注目されています。

 

今年の2月には、東京工業大学の研究チームが常温・常圧の状況で電気エネルギーのみでホウ化水素シートから水素を放出できることを発見しました。

 

これまでの方法と比べて、低エネルギーでしかも簡単に水素を取り出すことができます。

 

水素キャリアの研究は「ホットな研究の1つ」と言えますが、水素が持つ可能性を考えればそれも当然のことと言えます。この分野に進めばまさに「地球を救う」研究ができることになります。
高橋

 

 

※※※※※

 

2、田辺の一冊 田辺の独断と偏見で本を紹介します。

 

『発酵食の歴史』マリー=クレール・フレデリック

 

どこにも売っていなかったのですが、メディアコスモスにあったので行って読みました。記憶を頼りに書くので不正確かもしれません。

 

そもそも発酵に興味をもったのは、世界中のどの民族をみても酒や発酵食をもっている(=酒や発酵食をもたない民族は亡んでいる)ことが不思議だったからです。たしかに長く保存できるので発酵食が発達したということは正しいだろうと思いますが、それにしても世界中に様々な発酵食があることが不思議でした。

 

カナダのイヌイットには、アザラシの腹の中に海鳥を詰め込んで、数か月土に埋めておくという正気とは思えない発酵食があります。(おいしいらしい)

 

日本にもふぐの卵巣のぬか漬けというどのように生まれたのか分からない謎の発酵食があります。
(この本にも書かれています。外国人が書いたものですが、日本の発酵食についてもかなり詳しく、正確に書かれていました。)

 

筆者は人類の食を考えるうえでの発酵の重要性を強調しています。

 

発酵がその共同体のアイデンティティと強く結びついているといいます。キリスト教ではパンとワインが、日本でもお酒が宗教と強い結びつきを持っています。また、故郷を追われ難民となる際に、ハンカチにヨーグルトの菌をうつして持って行ったという話が紹介されています。菌を受け継ぐことが、共同体の伝統を受け継ぐことだったわけです。

 

興味深かったのは

 

・人類は火の使用よりも前に発酵を利用していた。(火の使用よりも前に、やわらかい食べ物を食べる歯に変っていたことが根拠)

 

・植物の栽培が始まったのは発酵食をつくるためだった

 

という説です。

 

どこまで正しいのは分かりませんが、最近の研究でも腸内細菌の重要性がわかってきていますし、発酵が人類に与えた影響は思っていた以上に大きいのかもしれません。

 

 

※※※※※

 

3,高橋の各国つれづれ訪問記

 

高橋が過去に訪れた国を紹介するコーナーです。読んでも特に何の役にも立たないので読みたい人だけどうぞ(笑)。今回はノルウェーです!

 

首都:オスロ
最大都市:オスロ(人口71万人)
面積:約386,000平方キロ(日本とほぼ同じ大きさ)
人口:約525万人(岐阜県の約2.7倍)
一言メモ:日本人はもともとサーモンを生で食べる習慣はなかったが、ノルウェー人の食習慣を真似て生で食べるようになった。

 

1999年の新年をスウェーデンの内陸の小さな何もない集落で過ごした後、鉄道で国境を越えてノルウェー入りしました。

 

中1の社会の教科書に載っていたフィヨルドの写真に衝撃を受けてからずっと、ノルウェーは私にとって「必ず訪れるべき憧れの国」でした。

 

しかし、本当は夏に訪れるはずだったのに、寄り道しすぎてノルウェーにたどり着いたのは真冬(笑)。

 

オフシーズンだったため、ノルウェー国内のユースホステル(若者向けの安宿)は多くが冬季休業で、情報を全く持たずに移動していた私はどこにいっても泊るところを見つけるのに苦労しました。(日本円が強かった当時ですらノルウェーは日本と比べて物価が非常に高かったため、普通のホテルは高すぎてとてもでないですが泊れませんでした。)

 

「空いている」と言われていざ雪道を行ってみたら閉まっていた、、、。そんな繰り返しがあったり。

 

最初に見たフィヨルドがイマイチで肩透かしをくらったり。

 

そんなこんなで正直ノルウェーのことが嫌になっていました。

 

そんな中、北部の町ファウスケに着いて、駅員さんにユースホステルの場所を知っているか聞いてみると、なんと車で送ってくれるとのこと。実際に送ってくれたのは駅員さんの友人だったのですが、その彼はかつて船乗りだったそうで日本も訪れたことがあり、「日本は本当によかったよ」としきりに言ってました。

 

、、、しかし見ず知らずの旅人にここまでできる駅員さんの親切心には本当に驚くばかりで、こんな素晴らしい人がいる国を嫌いになってはバチが当たる、と思いました。

 

翌日、ファウスケから更に北のノルビックまでバスで移動しましたが、このバスの車窓がノルウェーのハイライトでした。正真正銘のフィヨルドが大迫力で迫り、周りの山々はかつて氷河で削られたのがよくわかる鋭利な地形をしています。フィヨルドの海岸沿いは暖流の影響で木々も凍ってないのですが、ちょっと内陸に入った途端、凍てついた木々がうねるように続く一面の銀世界が現れます。大きな氷河があちこちに見えるのはさすが北極圏。(北緯66度以上が北極圏ですが、目的地のノルビックは北緯68度を超える場所にありました。)

 

真冬なので空がかろうじて明るいのは11時から1時半くらいまでのほんの数時間。太陽は地表には一切顔を出しません。しかし薄明りに白く輝く山々を見て、ノルウェーの(そして旅の)素晴らしさを再認識しました。

さらに

詳しく知りたい方はコチラから!

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