高等部ブログ
【この季節に感じる生徒たちの成長】
2025/11/01
こんにちは。リード予備校音羽校 数学担当の岡田です。
気づけばもう11月。校舎では、推薦入試に向けた準備が本格化しています。

面接練習や志望理由書の添削に追われる毎日ですが、そんな中で特に印象的なのは、生徒たちの「言葉の成長」です。
最初に志望理由書を書き始めると、多くの生徒が「どう書けばいいか分からない」「自分には特別なことなんてない」と不安そうに話します。
(第一志望の大学の推薦入試を受けない理由がそれだった生徒もいました。)
でも、何度も話し合って書き直していくうちに、少しずつ言葉に“自分らしさ”が見えてきます。
たとえば、部活動の経験を「諦めずに頑張りました」とだけ書いていた生徒が、
「けがで試合に出られなかったとき、記録係を務めながらチームに貢献する方法を考えた。その経験を通して、今できることを考える大切さを学んだ」と書けるようになったとき。
その一文からは責任感や前向きさがしっかり伝わり、思わず私も「よく頑張ったね!」と声をかけたくなります。
志望理由書は、ただの入試書類ではありません。
自分の過去を振り返り、未来を描くための“対話のツール”です。
自分が大切にしてきたこと、なぜその道を選ぶのかを考える過程で、価値観が整理され、自信や覚悟が生まれるのを毎年のように感じます。

面接練習でも同じです。
最初は原稿をただ読むだけだった生徒が、やがて自分の言葉で語れるようになり、表情や声にも力が宿ってきます。
その成長ぶりを目の当たりにすると、入試準備の過程そのものが、大切な財産になるんだと改めて思います。
もちろん、結果は大事です。
でも、悩み、迷い、言葉に詰まりながらも最後に自分の想いを形にした生徒たちは、確実に一歩前に進んでいます。
この季節を迎えるたびに感じるのは、「受験は成長の舞台」だということ。
これから本番を迎えるみんなへ。
あなたたちの努力は必ず実を結びます。最後まで一緒に、全力で歩んでいきましょう。























































