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ハイパー・メリトクラシー

2025/08/07

リード図書館

こんにちは、リード予備校の佳山です。

 

 

「メリトクラシー」という言葉をご存知でしょうか? 能力主義・または実績主義とも言います。

 

 

日本型の教育は、メリトクラシーと言われており、生まれや身分によって社会的な地位が決まるのではなく、能力によってその地位が決まる社会の原理となります。 この原理から言うと、好ましい感じがしますよね。

 

 

教育社会学という分野があるのですが、日本の教育は、メリトクラシーが行き過ぎており、学習指導要領で求められる力も単なる学力以外に多種多様な能力があります。この行き過ぎたメリトクラシーをハイパー・メリトクラシーとよび警鐘をならしている学者がいます。

 

 

 

「暴走する能力主義」 中村高康

「教育は何を評価してきたのか」 本田由紀

 

 

この行き過ぎた能力主義、ハイパー・メリトクラシーにおいて、どのような教育施策を考えていくべきかを提唱しています。 その提唱部分は、高校生の受験指導をしている私の立場からすると、納得はしますが指導には参考にならずでした。

 

 

戦前から現在までにおいて、日本の教育が学歴を含める能力をどのように重宝してきたのか、今現在における学歴(能力)の捉え方、今と昔の差はかなり参考になりました。 また、上記でも書きましたが、生まれや身分などの社会的地位で処遇や収入が決まるのではなく、本人の能力で決まるという主義は、とても良いことだと思いますが、私が想像している以上に、能力の正確な測定・評価は難しいということも分かりました。 日本は素点合計主義(例えば、共通テストと二次試験の合計点による1点刻みの評価)ですが、海外の主要な試験は項目反応理論となっています。

 

 

項目反応理論テストは、複数回受験が可能、人によって問題が違う、素点合計主義よりも正確にテスト評価が可能などメリットが多いですが、日本の大学入試問題特有の、記述式、大問構成が不可能で、小問構成でしかも数万種類の問題を作成しないといけないなど、かなりハードルが高いようです。 昔から日本の大学入試テストも項目反応理論を導入するなどの話は上がっているようですが、現実には至っていません。もし仮に導入されたら、小問集合ばかりのアメリカのSAT形式のテストになってしまいそうですね。 そうすると問題がかなり簡単になりそうな気がします。。。

 

 

あと3冊読んで、日本の教育の成り立ちを理解したいと思います✨  教育学や社会学に興味がある人は、ぜひ一読をお勧めします!

 

さらに

詳しく知りたい方はコチラから!

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