高等部ブログ
差のつく一問?(岐阜高1生の数学での一コマ)
2025/02/07
リード予備校忠節校「この問題は差がつくよ」
よく使われる言葉ですが、
その問題、本当にそうでしょうか?
こんにちは。
リード予備校忠節校の土屋です。
新年度入塾生、春期講習生募集中です
リード予備校忠節校のブログをまとめたものは
今週の岐阜高校の1年生の
数学の授業での一コマです。
お説教をしました。
今週岐阜高校の1年生の数学では
「3次方程式の解と係数の関係」と、
「3元3次の対称式」について扱いました。
この問題、適切な変形をして答えに
いきつけた生徒は1人でした。
非常に残念です。
うちの塾生で1人しか解けていないということは
岐阜高校の1クラス40人の中で
解ける生徒は1人か2人
くらいだと思います。
もちろん、この内容は
初めて扱ったものではないです。
これまで3回以上は扱っています。
ここまで聞くと
差がつく問題かのように見えますが
そうではないです。
ちなみに今回は、この解き方以外にも
次数下げでの別解も伝えています。
「3元3次の対称式」と「次数下げ」の問題を
扱うときは、いつも思い出すエピソードがあります。
5,6年前でしょうか。
岐阜高校の高2生向けの実力テスト対策で
この2つの解法を使う問題を扱いました。
当然ですが1年生のうちに何度も授業で扱っています。
その中で、正解したのは2人でした。
その後、その2人は現役で
京都大学工学部
福井大学医学部医学科
に合格していきました。
ここで間違えていただきたくないことは、
この2つの解法が重要だということではないです。
重要どころではなく、
当たり前
にしてもらわなければいけません。
この2人が合格した理由は、
差がつくと言われたことをコツコツと
素直に吸収しきっていた
ということです。
これは能力の問題ではなく、
勉強に対する
スタンスの問題です。
つまり今回のお説教は
できなかったことに対するものではなく、
勉強へのスタンスの甘さ
に対するものです。
彼ら、彼女らが目指す大学を
受験するライバルたちはこれらのことは
当たり前にできているはずです。
現に京大、福井大医医に合格した2人は
できていたので。
つまり今回の内容は
彼ら、彼女らにとって差がつく問題ではないです。
このレベルで差がつくような
フィールドで戦っていてはダメです。
「この程度の内容で差をつけられるような
フィールドで戦わない!」
「君たちのライバルは、こんなこと当たり前に
処理する子たちだから
はやくそのフィールドに乗りなさい。」
そんなお説教でした。
勉強へのスタンスが改善されればと願っています。