高等部ブログ
推薦入試対応は大変@リード予備校
2023/09/13
こんにちは、リード予備校の佳山です。
現在、大垣駅前校舎にいるときは16時から19時までほぼほぼ生徒面談と推薦入試対応に追われています。
来年の1月に出す志望理由書を今から準備してもらっていまして、今後の成績や共通テストの結果次第では出せない可能性はあるんですが、11月や12月に志望理由書を書き上げるのは心理的ハードルがものすごく高くなるので、今やっています。
私の志望理由書作成のスタイルは、内化と外化をひたすら繰り返します。
内化:サーベイ(調査)を主として志望理由書に書くべき内容を集める
外化:今持っている情報や思いを文書として表現する
この方法は志望理由書を書く既存の方法論ではない(と思うん)ですが、スタートアップする起業家が、具現化していない社会課題を見つける時に使う方法論の一つです。
この前も「先生、国公立大学の推薦入試を受けるので、志望理由書の添削をしてほしいです」と言ってきた生徒さんがいまして、授業で今まで担当したことがない生徒だったんですが、一緒にやりましょうと快く引き受けまして
まず、受験する大学の志望理由書の様式に従って書いてきてもらいます。
最初に志望理由書ウケするテーマなどを教える方法もありますが、私は基本何も言わずに生徒に書いてきてもらいます。
生徒それぞれで今まに接してきた情報や趣向は異なりますので、はじめにテーマなどは伝えず、生徒の話を聞いてそこから深掘りをする方法で行います。 これは結構しんどくて、生徒それぞれで全く違うテーマを持ってきます。今年はアート関係などもありまして、アートに疎い私にはなかなかハードルの高いものでした。
1回あたり30分を使いまして、生徒が調べきた内容を生徒自身に話をしてもらって、それを聞いた私が、どこを深掘りしたらいいのか指摘をして、次回までにそれを調査してもらいます。2、3回行って、志望理由署がかける情報を揃いましたら、2回目の志望理由書を書いてもらいます。その文書を読んで、論理が飛躍しているところ、具体性がないところを指摘して、またサーベイ(調査)をしてもうを繰り返します。
生徒も必死なので、こちらが指摘したことをちゃんと理解して、予想以上の情報を見つけてくるので、指導していて生徒の成長が感じられる機会となっています。 答えのないことを調べて時に妥協をする必要もあるんですが、やはりこの指導は数学や物理を教えている時よりも、個人的には充実している時間になります。
今年は、ハイエントロピー、アートと教育、土壌改良、食料危機、地域創生、エネルギー枯渇問題などなど多岐に渡っています。これからも対応が増えてきますので、考えるとゾッとします・・・笑 ただ、物理的な時間の限界に達しましたら、推薦対応をお願いされてもできません、他の先生にお願いしてねとお答えする時が来るかもしれませんが。
国公立の推薦を受けられる方は、直前の準備は大変ですので、早めに少しずつ用意をしていきましょう!!