高等部ブログ
岐阜高インタビュー編集/分子生物学@リード予備校
2022/10/03
こんにちは、リード予備校の佳山です。
岐阜高生のインタビュー動画を編集しました。 以前作成したニュース番組っぽいオープニングにしようと思いまして、手作りしたオープニングのファイルを開くと
何が何だか分からん。。。 いわゆるプリセットものを全く作らずにモーショングラフィックを作るとすごい手間がかかります。昔それを一から作ってみましたが、何がどう影響して動いているのか本当に意味が不明な感じになっていました。。。
画像下の矢印がたくさんついているものの1つ1つがノードで、このノードをたくさん組み合わせて作成していきます。 20分くらいかけて、どこをいじるとどうなるのか調べて、何とか修正できました。
3名分のインタビューは編集できましたので、今週水曜日に、岐阜高卒で岐阜大学医学部医学科4年生のインタビューを入れれば完成です。 編集を久々にやって楽しかったです。
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岐阜北高から岐阜薬科大学に進学し現在4年生のスタッフがいます。ちなみに高1から指導していました。この生徒は、創薬研究志望で、現在研究室に配属されていて実験を開始しています。
Sさん:「佳山先生、確か大学院生の頃、分子生物学専攻してたって言ってましたよね?」
佳山:「専攻してたよ。」
Sさん:「具体的にどんなことやっていたんですか?」
佳山:「アポトーシスって知っている? アポトーシスを引き起こす遺伝子群の上流にある、caspase-8のプロテアーゼ活性の新機能を研究してたよ。 ショートヘアピンRNA(shRNA)って知ってるよね? caspase-8をm-RNAの段階でノックダウンできるsh-RNAの候補調べて、実際にノックダウンさせると、アポトーシスからは予想できない現象を観察されてね。ちなみに細胞へのshRNAの導入はレンチウイルスを使用してました。 それで、caspase-8のプロテアーゼ活性をなくしたミュータントタンパク質を作成して機能が回復するかどうかとか、DNAマイクロアッセイをして、caspase-8をノックダウンさせた時の細胞のmRNA転写レベルを調べた時に、面白い遺伝子群の発現が上がっていて、その遺伝子群の発現量が上がる原因を無理やり取り除くと、機能が回復したりとかしないとかで、結構面白い研究ができたかな。」
Sさん:「アポトーシスやってたんですね。私は今、プラズマとガンについて研究しています。」
佳山:「プラズマ!? プラズマを直接細胞に当てるの??」
Sさん:「いえ、プラズマ処理した液体や気体をガン細胞に与えると、がん細胞の◯◯が変化するんです。」
佳山:「へぇ、プラズマ使うんや。なんかすごい研究やね。プラズマやから、活性酸素とか影響してるのかな?」
Sさん:「おそらく活性酸素は影響していて、細胞の◯◯系に作用しているんではないかと思っていて、ガン治療に応用できるかどうかまだ分かりませんが、色々研究しています。」
佳山:「Sさん、研究の話しているとき、すごい嬉しそうに話するね。笑 将来、創薬研究志望やから、医療用医学品メーカーにいきたいんよね?」
Sさん:「はい。 ただ、かなり狭き門ですよね。」
佳山:「そうやね、in vitro系の実験よりも、動物などを実際に扱う実験系の方がいいかもね。」
Sさん:「in vivo系の実験もあったんですけど、この実験面白そうだなと思って。。。」
※◯◯な部分は、この研究の革新部分かもしれないので、あえて伏せています。
高校生の時から創薬志望でした。そこはブレていないく、研究の話をすごく楽しそうにしているのを見て、この子は研究向いているなぁと思いました☆ いい意味で変わっている子なので、希望の職につけることを今から祈っています。