高等部ブログ
板書も十人十色@忠節校
2022/04/04
こんにちは。リード予備校の日比野です。
アドバイスタイムで生徒の板書を見るのですが、
その生徒の性格がよく表れているなあと感じます。
きっちりとマス目に沿って書く生徒もいれば、
殴り書きのように書く生徒もいます。
どちらが良いということはなくて、
復習の際に授業が頭の中で再現できるノートであれば
どのようなノートでも正解です。
この「復習の際に授業が頭の中で再現できる」というのがポイントで、
究極的には授業で講師が話す内容を一言一句暗記できれば
おおよその類題を解くことはできます。
もちろん一言一句の暗記は無理ですが、
黒板に書いていなくてもチラッとしか話していなくても、
自分が忘れそうならメモする姿勢は大切です。
ノートにとる板書はこれから復習する自分へのメッセージだと思ってください。
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たまたま立て続けに可愛い板書をとっている生徒がいたのでご紹介です。
岐阜北高校のKさん(九州大学共創学部志望)の英語のアドバイスタイムをしていると
このイラストを発見しました。
日比野:「可愛いイラストやね。これは先生が描いてたん?」
Kさん:「自分で考えて描きました」
日比野:「すごいね!何のためにイラストを描いたの?」
Kさん:「100が fine で 100-α は ill という説明だったんですけど、
(※比較の説明のなかで)
それだけ書いても復習の時に忘れてしまうので、
印象に残すためにイラストを描きました」
本当に素晴らしい!!!
この姿勢は本当に大切です。
授業の内容を忘れたくないという気持ちがまず第一にすごいことで、
そして忘れないための対策も前もってできています。
ただ講師の板書や説明を写すだけでなく、
「自分のために」板書を取ることができていますね。
部活が忙しい中ですがこの姿勢を持ち続ければ必ず成績は伸びます☆
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2人目は岐阜高校のOさん(名古屋大学文学部志望)です。
古文のアドバイスタイムをしていると、、、
「出家する」という意味の言葉を紹介するときに、
「もとどり」が授業で取り扱われます。
ほとんどの受験生はこの講を受けるまでは
「もとどり」という言葉を知りません。
簡単に言えば「ちょんまげ」のことで、
これを切り取ることが出家する際には必要でした。
授業で「もとどりはちょんまげのこと」と紹介されますが、
ただ耳で聞くだけだと忘れます。
そこでOさんはイラストを描いて覚えようとしたみたいです。
これは記憶に残りやすいですね☆
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同じ授業を受けていても生徒の成績の伸びにはばらつきがあります。
それと同じように
同じ授業を受けていても生徒のノートは様々です。
大学受験では復習の回数が極めて重要なことを考えると、
成績の伸びと板書をこだわって書くことはある程度のかかわりがある気がします。
マナビスはアドバイスタイムで講師が直接生徒のノートを見ることができるので、
本当によいシステムを作ってくれたなと思います☆
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追伸:
「もとどり」のことを田辺先生(東京大学卒・国語科主任)に聞いたら、
日比野:「田辺先生、もとどりって受験生は知らないですよね。」
田辺先生:「え?日常的に使いませんか?」
と言われました。
普通は使わないですよ、、、
リード予備校・河合塾マナビス忠節校 日比野仁哉