高等部ブログ
高2前の多感な時期に@リード予備校
2022/02/28
こんばんは、リード予備校の佳山です。
本日で学年末試験が終わりまして、私が授業を担当している高1と高2向けにメッセージを送りました。
新高2生にとって、生まれ変わるチャンスがある長期休みは、あと3回です。
この春休み、高2の夏休み、1年後の春休み
高3の夏は、全国で60万人に近い受験生が全力疾走しますので、そこで差をつけることは非常に困難です。
特に、今回の春休みは、かなり振り切って1つのことを強化しても良い時期です(高2の長期休みは、志望校に合わせた勉強が必要になるので)
1つエピソードを紹介しました。私のエピソードではなく、高校の友人の
高校の同級生でF君という子がいまして、F君の夢は牧師になることでした。将来は聖書を英語で読めるようになる必要があると言って、高1から高2の春休みに、ターゲット1900を完璧にマスターしました。その当時の成績は、中の上くらいでしたが、単語を覚えて自信がついたのか、英語の成績はぐんと上がりまして、高2の夏休みはさらに難しい単語帳を2冊完璧に覚えて、
高3の時は、毎日、辞書のGENIUSを適当に開いて、その開いたページに書かれている単語を覚えるというレベルにまで達しました。
英語で自信がついたのか、他の教科も精力的に勉強して、最終的に京大の総合人間学部に合格
この春にやり切ることで、生まれ変わるチャンスがあると伝えました。
メッセージを送る前からも、授業で散々この春にやり切ることを決めようと話をしていたので、多くの生徒は目標を設定しているようです。
ある生徒は、「先生、英語を強化しようと思うんですが、その英語の勉強以外に、何か1冊本を読みたくて、いい本ないですか?」と相談してくれました。
文学書や小説ではなく、なんというか、将来の進路を考えるのにも役たつような、色々な分野に興味が持てるというか、そんな本が読みたいとのことなので、この生徒の進路も考慮しつつ、高校生が読めて面白いと思える本は。。。
以下の3冊を紹介しました。
「銃・病原菌・鉄 上巻」
ジャレッド・ダイアモンド
草思社文庫
「砂糖の世界史」
川北稔
岩波ジュニア新書
「絶滅の人類史」
更科功
NHK出版新書
おそらく面白いと思ってくれると思うんですが、この生徒が、この素晴らしい本を読んで感銘を受けて、世界の見方が変わったり、色々な学問分野に興味を持ってくれたら、
本当の教育をしたんだと思います。
今の高校生は、本を読む時間もないくらい忙しいので、なかなか読む機会がありませんが、いい本に出会って、世の中の不思議や、面白いことがあるんだという感動を持ってもらいたいと思います!