高等部ブログ
圧倒的な演習量@忠節校
2022/01/10
こんにちは、日比野です。
今日は1,2年生向けのお話です。
ブログでも何回かお話していますが、
成績を上げる一番のポイントは「量」です。
そしてもうひとつのポイントが「メタ認知」です。
(リードが運営するマナビスでは初回ガイダンスでお話しています)
「メタ認知」を定義することは難しいですが、
ひとつの手がかりとして
「自分の意識・思考が客観的なものか」
という視点をもってください。
月例面談でこんな相談をしてくれる生徒がたくさんいます。
生徒:「古文の成績が全然上がらないです、、、」
日比野:「古文単語はどのくらいの頻度でいくつくらい覚えているの?」
生徒:「『結構』やっているんですけど」
日比野:「結構だと分からないよ~、
例えば学校の古文単語テストの勉強はいつからしてるの?」
生徒:「テスト前日からです」
今、「え?」と思ったみなさんは良い感覚をもっています。
そうなんです。
前日から覚えても短期記憶にしかならないのでテストが終わったら忘れてしまいます。
それだと古文の成績が上がらないのも当たり前。
でもこの生徒にとっては「『結構』やっている」んです。
このように、
「結構」とか「しっかり」とか主観的な思考は要注意。
自分の意識・思考を客観的に見直し、
妥当な学習が進められているか時々見直してみましょう。
※※※※※
この時期の三年生は圧倒的な演習量を確保する必要があります。
この「圧倒的な」も主観的ですね。
これを「週に1年分」ととらえる人もいれば「毎日1年分」ととらえる人もいます。
ここに成績の差がうまれる理由があります。
今年の3年生で「圧倒的な」演習量を確保できている生徒が2人います。
一人は岐阜北高校で広島大学工学部志望のKくん。
彼は物理と化学の共通テスト形式問題(各60分)を毎日2年分ずつ(!)解いています。
さらに前日に解いた分は翌日解き直しをしているので、
実質的には毎日8年分(!!)解いています。
圧倒的ですね。
日比野:「そんなにやってるのすごいね!」
Kくん:「え、普通っすよ」
流石です。
もう一人も岐阜北高校で名古屋大学法学部志望のOさん。
先日、
Oさん:「倫理、政治・経済って次何やればいいですか?」
と質問に来てくれました。
大概こういうときは予想問題冊子を1冊終わらせたくらいで
質問にきてくれる生徒が多いので、
日比野:「赤本使ってセンター過去問解いてみたら?」
とアドバイスすると、
Oさん:「赤本が終わったので次何すればいいか聞きたいです」
実はOさんはすでにセンター過去問を25年分解き終わったあとでした。
圧倒的ですね。
(ちなみにこのブログを書いていたらたまたまOさんが帰るところで、
「今からZ会の緑本買ってきます」とのことでした。
さらに演習を積んでいます。)
このように、
自分が「このぐらいだろう」と思っていることは案外レベルが低いです。
「こんなにやれるんだろうか?」をやって初めて成長できます。
そして自分が思っている限界は実は限界ではありません。
2月には学年末考査があります。
今思っている限界よりも一つ上の、
『圧倒的な』演習量を確保しましょう。
※※※※※
生徒のみんながとりやすいように
赤本用の棚をニトリで買ってきました。
2つ合わせて2,000円ちょっと。
まさしく「お、値段以上」でした☆
リード予備校・河合塾マナビス忠節校 日比野仁哉