幼・小学部&中学部ブログ
【岐阜③】日常とつながる学習
2023年9月26日
みなさん,こんにちは。
残暑が厳しい時期もすぎ,秋らしい天気の日が続いています。
朝晩にいたっては肌寒さすら感じることもありますね。
何気ない日常ですが,知っていることが増えるとものの見え方が変わってきます。
たとえば理科では,中学校2年生で「天気」についての学習をします。
(2年生のみなさんはもう少しすると塾でも本格的に学習しますよ。)
そんな2年生の学習内容がわかった状態で見ると最近の天気の変化を説明することができます。
3年生のみなさんはちゃんと説明できますね?
上の天気図を見てください。
9月15日のころは日本の上に停滞前線(赤の半円と青の三角が交互に並んだ線)があります。
それが25日になると停滞前線が日本の南東に移動しています。
この停滞前線は「秋雨前線」とよばれるもので雨を降らします。
ではなぜこの前線ができるのかというと,夏の暖かい空気と秋の冷たい空気がぶつかったからです。
15日よりも前は夏の暖かい空気におおわれ,まだまだ暑い日が続いていたわけです。
そこに北から秋の冷たい空気がくると,停滞前線をつくり雨を降らします。
そしてしばらく雨が続いたあと(まさに今)は,冷たい空気におおわれ秋らしい天気になるのです。
3年生のみなさんは,自分なりに説明できたでしょうか。
このように日常と学習がつながっていることがわかりやすいのは理科の魅力の1つです。
ただ,日常と普段の学習がつながるのは理科だけではありません。
今やっている勉強がどんなことにつながっていくのか考えてみるのもおもしろいですね。