高等部ブログ
この時だからこそ この3冊を@リード予備校
2020/04/20
こんばんは、リード予備校の佳山です。
最近はもっぱら、電子書籍を読んでいます。この業界を引退するまでに、1万冊の本を読んで、生徒に色々伝えたいと思っていますが、道半ばにも到達していません。
引っ越しの時に結構処分しましたが、それでも2000冊読めてないと思います。 1万冊の本を読めれば、もっと生徒に伝える内容が違ってくると思うんですが。 読むものに偏りがありまして、文学書はほぼなく、自然科学と社会科学系の本ばかり読んでるので、伝える内容も偏りがありますが。。
さて、こんな時だからこそ、おススメします3冊
『知っておきたい感染症』
ちくま新書 著者:岡田晴恵
インフルエンザウィルスからコロナウィルス、多くの感染症について扱っています。 新型コロナウィルス、新型インフルエンザウィルスの新型がいかに危険性があるのか、新型ウィルスが克服されない理由、特効薬ができない理由、パンデミックが起こるための要件などが分かります。これを読んで予防ができませんが、予防するための行動は変わってくるんではないかと思います。 とても分かりやすいので、文系・理系問わず、高1からでも読めると思います。
人類の危機は、巨大隕石の衝突よりも、感染症による危機のほうが大きいです。
次に、さらに詳しく読み進めるには
『インフルエンザ パンデミック』
ブルーバックス 著者:河岡義裕、堀本研子
有名な賞をとった本でして、読んでみると、さすがブルーバックス。 微妙に生物の知識がないと読めない感じですね。笑 先ほどの本よりも、インフルエンザウィルスが、変異を起こす変幻自在のメカニズムが詳細に分かります。 生物基礎終わってたら、楽しく読めるかと思います。著者の一人は、インフルエンザの病原性が高い・低いのメカニズムを解き明かした研究者です。 人間がインフルエンザウィルスに挑んできた朝鮮の記録が分かります。 理系志望の人は是非読んでほしいですね。
最後に、
『復活の日』
角川文庫 小松左京
かなり古い本ですが、内容は面白かったです☆ フィクションです。実際に起こることは絶対にありません。
(少しネタばれになりますが)、宇宙から飛来した(完全にフィクションの)病原性核酸、ワクチン製造が低下する偶然の出来事、冷戦時代の設定などなど、物語を成り立たせる偶然と事前の設定がありますが、面白く読めると思います。
ニュースやTV、ネット記事でも、色々と情報は得れますが、やはり断片的です。 実際に、読むことで断片的な知識がつながり、新型ウィルスへの理解と行動が変わってくるんではないかと。高校生でしたら、今後の進路について考えるきっかけになるものを期待しています☆
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